おはこんにちばんは、レギオンです。
多くの方がチャート勉強を始める時に考えることは、
「時間足ってどれを見れば一番ベストなのか?」
この悩みが圧倒的に多いと思う。
また、書籍やYoutubeなどで「日足・4時間足は絶対に使え!」と言ってるから、とりあえずそれに従って使う人も多いでしょう。私もチャートを見出した頃は、書籍が推してた1時間足から見てました。
しかし、それらの根拠はあまりに薄いのも事実で、
多くのトレーダーを時間足の選択で「悩ます原因」になってるのも否めません。
そこで今回の記事は、下記3点を中心に書いていきます。
1.時間足についての世間一般的な考え方
2.手法によって使う時間足は違ってくる
3.デイトレードにおすすめは5分足チャート
FXで使う時間足の選び方について、私の経験論がお役に立てればと思います。
目次
FXの時間足についての王道的な考え
トレードで時間足の使い方については多くの考え・方法がありますが、私なりの時間足の使い方を説明する前に、
まずは書籍やセミナーなどで聞く「いかにも王道っぽいやり方」について書きます。
そういった教科書的な話は、一見するとすごく使い勝手が良いように思えますが、
しっかり腑に落として解釈しなければ、相場で9割負けるトレーダーのように「樹海」から抜け出せなくなります。
複数の時間足を併用する(MTF分析)
多くのブログやYouTube動画では、
複数の時間足を用いてトレードする「マルチタイムフレーム分析」をやたら推奨しています。
これは何かというと、1つの時間足に絞って方向性・トレード判断をするのではなく、日足や4時間足・週足といった大きい時間足を軸にして判断する方法を指します。
例えば、日足が下落トレンドだと4時間足はどうなっているか、1時間足はどうかといった具合に小さい足へ向かっていき、方向性が合っていれば当日トレードを組むといった具合です。
そして方向性の確認が終わったら、5分または15分足でチャートを細かくチェックした上で、エントリータイミングを見てトレードする流れとなります。
一般的なMTF分析
日足 → 4時間 → 1時間 → 15分または5分
FXでは王道(セオリー)ほど危なっかしい
今まで述べてきた1連の流れは、まず大きい視野に立った上で方向感をチェックして少しずつクローズしていくため、非常に理にかなった分析方法に思えます。
ただ、このやり方については疑問点も多い。
そもそも、大きい足は長い目で見てのトレンド形成として使えますが、当日または翌日以降にどちらへ伸びるかについては根拠として非常に薄くなりますし、
すべての方向性を確認してからトレードするのは、各時間足の方向性が一致する必要があります。
その条件下でトレードを継続的に行うと、トレードタイミングは大きく絞られます。
また、常に上位足確認を繰り返したところで、大きく見ようと思えばいくらでも見ることができるため、トレンドの確認についてはキリがありません。
つまり、時間足の使用について「ブログ・YouTube動画」でいかにもそれっぽく説明していることを、鵜呑みにするなと伝えたいんです。
この方法でトレンド把握&プラス収支で伸ばせるなら、チャート勉強を誰も必死になって行う必要もないでしょう。
でも実際のところは、そういった方法を駆使したり「テクニカル分析」をそこにいくつも加えている人たちが、半永久的に負けています。
私はこの方法を用いるなと言っているんじゃありません。
ただ、世間的に言われる王道的やり方はFXだと「真逆」に位置する可能性が高く、
それを自分なりにカスタマイズしないと「生き残れない」って意味で解釈してほしいんです。
ここまで内容踏まえて、以降の時間私なりの考えを見ていただければと思います。
FXの時間足は「厳密に言うと」何でもいい
これを言うと話が一瞬で終わってしまうのですが、読者へ知っていただきたい大前提として
時間足は稼ぐことが出来れば何でもいいです。
日足と4時間足を見てエントリーするでもいいし、1分足やティックチャートで稼ぐ人もザラにいる世の中ですから、何がダメで何がいいといった「変な制約・決まりごと」は存在しません。
それで継続的に稼げるのであれば「どの時間足でも」いいんです。
例えば日足と1分足を駆使して稼げるなら、その組み合わせが客観的に見て極端だとしても何ら問題ありません。
結果がキチンと伴って「確固たるトレード」が日々出来てるのであれば、いかなる時間足の組合せでも大丈夫。
一方で現状の時間足について、
・日足と4時間を数年間も使ってるけど稼げない
・生理的に「この時間足」は絶対に嫌だ etc…
このような場合、無理に今の時間足を使おうとせず「その他の時間足」に移ったり、色々と組み替えてみたり試行錯誤が必要です。
足の大小ではなく「手法に合った・自分に合った」時間足を使うのが先決。
ただただ、世間の推奨する時間足を信じてるだけだと何の意味もないんです。
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最適な時間足は自分で必ず探さないとダメ
じゃあ「自分にとって都合の良い時間足は何ですか?」と聞く人が必ずいますが、そんな事は私に分かるハズがありません。
自分で色々な時間足を使って「絞る」しかないんですよ。
私は今でこそ「5分・15分足」しか使っていませんが、本格的にFXを始めた10年以上前は「1時間足」からスタートしました。
そっからは自分でひたすら試行錯誤を重ねていき、現在の足で落ち着くに至ります。
見てはいけない・使ってはいけない時間足が厳密にはないにしても、
自分にとって、見たり使っても「価値」を見いだせない時間足
これは少なからず存在します。
他のブログ・Youtube動画を初めは参考にしても構いませんが、どの時間足を使っていくかは自分で必ずチェックしましょう。
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手法によって時間足を変える
上記で書いたように、チャートで絶対に見なければダメな時間足は存在しませんが、
トレードの手法によっては「見るべき時間足」がどうしても変わってきます。
例えば、スキャルピングで「週足・月足」を短絡的に見るのはおかしいし、逆に長期保有目的で「1分・5分足」と小さいチャートを見るのは意味が薄い。
大げさに書きましたが、明らかに見るべきでない時間足は「自分のトレードスタイル」が確立していけば分かってくるし、必要と感じる時間足も見当がつくようになる。
なので、自分の手法(構築予定でもOK)を全く考慮せずチョイスするのではなく、
1.自分の取り組むトレードスタイルを前提に考える
Ex.朝にトレードを組んで夜に決済する場合、何分足・何時間足がエントリーや利食い時に役立つか?(何となくでOK)
2.「1」に沿って色々な時間足を試す
Ex.とりあえず、日足から順に4時間・1時間と見ていこう!でも15分も気になるから、併せて見よう!
3.「2」の結果を基に時間足を絞っていく
Ex.方向性を決める上だと、1時間がチャート全体像を見やすい。エントリーは15分・30分を軸にして、難しい時は5分足も参考にしようかな?
4.時間足が固まったら、その都度で追加を検討
Ex.チャートは「1時間 ⇒ 15分」で見ていく事に決めた!今後はスイングでエントリーも出来そうだから、4時間足も参考に見ていくようにしよう!
以上の流れがおすすめ。
取っ掛りは書籍・ブログなどが推奨する時間足でいいですが、いきなり自分に合った時間足が見つかることは99.9%あり得ません。
こっからは自分なりの目線を持って、時間をかけてチャートの時間足を精査しましょう。
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【補足1】4時間・日足チャートを無理に使う必要なし
先程の例えでは、日足・4時間と書籍やブログで推奨される「王道の時間足」を用いましたが、
仮にそれらの時間足に固執しなくても「一切」問題はありません。
特にポジションを「年・月単位」で持つトレードじゃなく、数時間・1日・数日単位で行うデイトレードの範囲内であれば、極論見なくても大丈夫です。
あくまでも数日前までの動きが把握できれば、当日にどちらへ動くかは「自分の判断基準」があれば確率を高めることが出来るし、
私たちは「1ヵ月後の動き」まで予測してトレードをしません。
仮に日足・4時間がショートトレンドだったとしても、それが「=当日下落する確率が高い」と理由付けすることは明らかに難しいからです。
もちろん、その相場観・裁量を養うには日頃から「チャート勉強」を熱心に行っている必要があるため、それを避ける事は出来ませんが、
チャート勉強を繰り返していれば、時間足の選定も自然と行えます。
もし1日・数日単位のトレードを検討している方は、あまり大きい足から見るのではなく、
1時間 ⇒ 30分 ⇒ 15分 ⇒ 5分
このように段階的に下げて時間足を探しても良いでしょう。
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【補足2】私は長期足を全く使ってない
上記項目の信頼度を担保するわけじゃありませんが、私自身は途中で書いたように「5分・たまに15分足」のみ使っており、
「長期足のチャート」を全く使ってません。
なぜ長期足を省いてトレードを組んでるかというと、
・当日はどちらの方向を目指す可能性が高いか?または様子見か?
・可能性が高い方向は、どの場所から伸びそうか?または様子見か?
これらを導き出すための情報が、
3~5日前までのチャートさえあれば「ほぼ十分」に導き出せると結論づけたから。
私のトレード結果を見てもらえれば分かりますが、短い足でもトレードの理由・根拠を積み上げてエントリーの有無を判断しています。
故に私の場合、
「大きい足 = 方向性が分かる」ではなく、あくまでも「単なる目安」に過ぎないと解釈しています。
それよりも、現実味のある「直前の濃い情報」をトレードに採用する方が有益だから。
ここからは、先ほど時間足に対する概念・適切な考え方を知っていただいた上で、おすすめの5分足についてご紹介します。
FXの時間足でデイトレードにおすすめは5分足
多くのトレーダーは「デイトレード」で行っていると思いますが、使われている足は大きく分けて日足・4時間足・1時間足・15分足が見ていて多いです。
この辺りは、書籍や動画・セミナー等で紹介しているのが影響かもしれません。
ただ、その中でも上記に該当しない5分足は異端に思われますが、
この足はデイトレードだと効果的な見方ができるし、個人的にはオススメです。
以降でその理由をご紹介します。
数日前の動きから細かくチェックできる
当日のチャートがどんな動き・どの方向へ進んでいくかは、
チャートがそこへ至るまでのプロセスを、まずしっかり把握しなければいけません。
仮に1週間前の動きが明確に分かって、それを基に1週間後はこのように動くと見立てが出来たとしても、当日までの内容を一切加味してない分析だったらナンセンス。
1週間前と前日~数日前、どちらを最優先するかで重視するのは「後者」です。
・2日前はロング相場だったけど、前日の夕方に逆V字の反転示唆が出た
・小さいレンジでモミモミした後に大きく下落
・深夜に底を打って、明け方には一時的に戻して朝7時にはレンジを形成しつつある
もし上記のように直近で動いたとすれば、ショート相場になった可能性が高いと見てエントリーを組む。
つまり、現在から近ければ近い過去ほど「チャートの持つ動き」に信用性が高くなります。
私のトレード結果で書いているように、短い時間足ならチャートを詳細に見て「細かい根拠」を理詰めして判断する事ができる。
これは日足・4時間といった大きい足だと出来ない方法なので、当日の方向性に関する優位性を高めれば高める程、使い勝手が良くなっていきます。
エントリーが絞って狙える
短い足の大きな特徴として、大きい足では20pips・50pips単位で表示されるのが「5pips10pips単位」で確認する事ができます。
またレンジ幅なども明確に分かるので、エントリーする場所を細かく設定して行う事が可能。
だから「何となく・だいたい」といった曖昧なレート確認にならず、細かくレンジ内のレートを確認したり、チャート上の跳ね返りを確認したりと、
数pips単位での「ピンポイントで狙いをつける」といった事も可能となります。
この精度の良さは、他の大きい時間足で活かすことは出来ませんので、細かい足ならではの「小回りが効く見方」だと言えるでしょう。
【補足】上位時間足を併用してもOK
エントリー・利食いを指値で行うトレードルールの場合、どの辺で跳ね返されやすいかを把握するために15分足・30分足と少し大きめの時間も応用として使うと幅が広がります。
勘違いしてほしくないのは、あくまでも5分足は「おすすめだよ」と言ってるだけで、
絶対にこの足でトレードしろ!と言ってるわけじゃありません。
場面によって使い分けていくことで、軸となる時間足の見方が構築していけるのです。
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ここまで、小さい時間足での利点などをご紹介しました。
時間足に関しては多種多様な選択肢や見方が存在するので、いきなりこの時間足で今後も進めていく!といった考えじゃなく、
徐々に色々な時間足を見ていく中で、ベストな足を絞っていくのが正しい。
また、長期足を見ていた方が急に小さい足を見るのは苦痛でしょうから、初期段階では1時間足・30分足と徐々に下げて見るのがおすすめです。
そういった試行錯誤のプロセスを辿っていく中で、自分に合った時間足が必ず見つかります。
そこからは重点的にそれを見れば問題ありません
一番ダメなのは戸惑って何もしない人です。
とにかく初めはチャートを時間足とか関係なしに見るとか、前へ進む為の努力をしてください。
それが結果的に時間足を選定する作業へと繋がります。
今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考になれば幸いです。
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