FXでテクニカル分析を最初から勉強しても「99%」意味がない



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おはこんにちばんは、レギオンです。

 

テクニカル分析という言葉は、FXを行っていく上で絶対に聞いた事があるワードだと思います。

 

書籍での紹介・Youtubeのトレーダーが実際に使っているインジケーターなど、それを使えば大きく稼げるんじゃないかと思わせるものばかり。

 

特にFX初心者はブログやYoutubeで紹介された内容を見ると、あたかも数学の方程式のごとく「答え」が分かってしまうように見えるかもしれませんが、

 

テクニカル分析は勉強しなくても稼げますし、初っ端から知る必要性は「99.9%」ありません。

 

そもそも、私自身がチャートに一切表示させずトレードしてるし、それでも利益を着実に積んでいくことが可能だからです。

 

それなりも大事なのは、何も表示させていない状態のチャートを見て勉強し、その動きの特徴や傾向を抑えていくこと。

 

こっちの方が。テクニカル分析をガチンコで勉強するより10000倍は必要です。

 

今回の記事では

 


・テクニカル分析を最初から勉強する必要がない理由

・チャートを見る際の「付加価値」として使おう

 

上記2点を中心として、テクニカル分析の可否について書きます。

 


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FXでテクニカル分析を真っ先に覚える価値はない

 

 

テクニカル分析(Technical Analysis)とは、為替相場の動向をチャート(グラフ)によって分析する手法のことですが、基本的にはツールを使って解析するのがほとんどです。

 

FXトレーダーは、このテクニカル分析を好んで使ったり勉強する傾向にありますが、これはトレンド系とオシレーター系の大きく2種類に分けられます。

 


トレンド系

チャート上における値動きの強さやトレンドを分析する。一般的に知られている移動平均線はこれに当てはまり、相場の上げ下げに関する方向を判断する際に使われます。

オシレーター系

売買の過剰なポイント(反転の有無)を判断する手法。ストキャスティクスやモメンタムと呼ばれる手法は、この範疇に入ります。

 

上記テクニカルはほんの一部で、突き詰めると訳の分からない数が存在します。

 

だから、多くの書籍やブログで「使いなさい!」って言わんばかりの書き方をしてるから、初心者の人は学ぼうと必死に書籍を買って勉強したり、チャートに表示させてしまう。

 

確かに良い事ずくめに聞こえるし、FXにおける1つの答えがテクニカル分析かもしれません。

 

ですが、初っ端からテクニカル分析が必要かと聞かれれば、私は勉強する必要は全くないと答えます。

 

単体だけでは優位性がない

 

テクニカル分析は「あくまでも」チャートを補足する位のものであって、必ずこうなったらこう動くと表現している訳じゃありません。

 

チャートをまともに見れない人が、インジケーターをチャート上に何種類も表示されたからといって、それで優位性が生まれることは一切ないんですよ。

 

つまり、テクニカルを駆使して必死にトレードしたとしても、最終的に稼げる見込みは著しく低いものとなります。

 

もしテクニカル分析を全てマスターして稼げるのであれば、おそらく単純に学力の高い人が圧倒的に稼ぐ世界となっているでしょう。

 

しかし、ノーベル経済学賞を取るような人でさえ、自らが関わったファンドを倒産に追い込む事態を招いています。

 

テクニカル分析なんて、お茶の子さいさいレベルの人がです。

 

要するに「テクニカル分析を覚える=相場に対する優位性」じゃありません。

 

優位性とは、チャートの中から必死に努力して他者より頭1つ2つ抜きん出るために見つけるものであって、テクニカルを覚えてもその時点だと何も効果は無いんです。

 

それでもテクニカル分析を使いたいのであれば、まずはチャートを嫌になるぐらい見てから「プラスの相乗効果をもたらす使い方」を織り混ぜること。

 

ほとんどの人はこの順番が逆で、初めから既存のものに頼ろうとします。

 

しかし、FXで最終的に見るのは「チャート」であって、テクニカルではありません。

 

その違いを初期段階から間違えると、勉強方法が「180度違った方向」になってしまい、テクニカルはめちゃくちゃ知ってるのにトレードで全く勝てない「樹海」に迷い込んでしまいうのです。

 

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裁量トレードに比べて判断が遅れる

 

そもそも、テクニカルってチャートが動いてから動き出しますよね?

 

これがトレードにどう影響するかというと

 

裁量トレーダーの場合

チャートが動く ⇒ トレードする

 

テクニカルトレーダーの場合

チャートが動く ⇒ テクニカル動く ⇒ トレードする

 

つまり、裁量トレーダーに比べて遅くなるんです。

 

この一手がトレードで致命傷になったり、チャンスを逃す要因に繋がりかねません。

 

テクニカルが動くのを待つのではなく、チャートの動きを「自分で見て判断を下す方」が明らかに自力は強いです。

 

その裁量に確固たる根拠を用意した上でトレードするなら、テクニカル分析を見立てに対する付加価値として用いることはありですが、

 

最初からテクニカル頼みの発想は非常に危険。

 

テクニカル分析をマスターしている人が世界中に山ほどいる中で、なぜ全員がシグナルに従っているのに「多額のキャッシュ」を築いていないのでしょうか?

 

そこにテクニカル分析オンリーのトレードに限界を感じませんか?

 

テクニカル分析のベストタイミングはそう簡単にこない

 

書籍や投資関連の雑誌を見ていると

 


・トレンドに乗れない人へ、ボリバンを使った鉄板手法!

・世界で最も有名なテクニカル分析の方法!

・ゴールデンクロスは買い!デッドクロスは売り!

 

このような見出しがある時点で読む気すらしませんが、トレードで悩んでいる人には「ある意味で」救済措置のような気がして見ると思う。

 

でも上記のようなタイミングなんてそう簡単に来ないし、仮にタイミングよく到来したとしても稼げる保証は一切ありません。

 

鉄板なんて言葉は、トレードで最も似合わない「失笑してしまう」悲しい言葉です。

 

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大衆が好んで多用している事実

 

仮にテクニカルをフルに使うトレーダーが100人いるとしたら、継続的に相場から稼いでいるのは「大きく見積もって1~5人」でしょう。

 

それでも多くが、テクニカル分析を使って稼ごうと必死になっているのがFXです。

 


・1~5人の少数はどうやって利益を上げているのか?

・7~8割以上の人がテクニカルを使っている

・書籍や雑誌通りの方法を使っている

 

テクニカル分析で稼ぎたいと思っているなら、上記3つを詰めて「発想の転換」をトレードで活かせば、その目指す方向性や考え方を捻る意味が見えてくると思います。

 

例えばMAの跳ね返り・抜けを狙うのであれば、

 


・みんながそれをどのように使うか?

・どこでエントリーするのか?

・損切りの目安はどの辺りか? etc…

 

上記を自分なりにじっくり考え、

 

その考えを意図的にズラすんです。

 

そこに稼ぐための秘訣が、意外にも数多く詰まっています。

 

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誤解のないように伝えると、絶対にテクニカル分析を使うな!と強く否定してはいません。

 

確かにテクニカル分析を学べば、それ相応の知識やインジケーターの使い方は理解できるようになります。

 

しかし、無数に存在する中から「自分に合うもの」を探してチャートに載せてを繰り返すより、目の前にあるチャート自体を勉強する方が一番効率的だと思いませんか?

 

PC上を縦横無尽に動き回っているチャートは、大衆心理と呼ばれる集合体です。

 

彼が下落したいと言えば下落し、上がりたいと言えばドンドン上昇する王様のような存在。

 

そのようなチャートにテクニカル(フィルター)を通して見るより、「彼自身の声」にもっと耳を傾ける努力を続けた方が、ダントツに動きの理解度は上がります。

 

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チャートへの理解が深まった際に組み込もう

 

さすがにチャートを100%は理解できなくても、60~80%はチャートを見続ければ可能で、

 

大衆心理やチャート自体の動きを読むのに、特別な知識や高いIQは要りません。

 

現実世界で、多くの人がある事象に対してどう思ったり判断するかを知っていればできるし、チャートは100枚200枚とひたすら数をこなして見れば「傾向やクセ」が見えてくる。

 

テクニカルを学ぶのは、FXをする上で「王道」だと多くのトレーダーは捉えがちですが、

 

チャートの王様は教科書の内容を完璧に暗記する「優等生」より、チャートをドブネズミのように見続けてきた「裁量的判断を培うトレーダー」を好みます。

 

テクニカルアナリストという資格があるのなら、彼らは取得後に月50万100万を確実に稼げるのでしょうか?

 

そうでないことは、相場が既に幾重にも起こしてきた壊滅的な暴落で証明しています。

 

テクニカルオンリーで稼げるのなら既に私がやっていますし、それで継続して稼げないから「裁量」を必死に用いてるんです。

 

勉強を始めた時はテクニカル分析を多少なり学習しましたが、

 

今役立っているかと言えば「これっぽっち」もプラスに働いてませんし、今後も使う気は10000%ありません。

 

テクニカル分析に頼らなくても、自分なりに見つけたチャートの形や動きといった優位性が数多く備わっているからです。

 

だから、何も載っていないチャートに線を2・3本引く位でも十分にトレードができますし、

 

それはある意味「チャートの動き自体がテクニカル分析」といっても過言ではありません。

 

だから読者に伝えるのなら、

 

テクニカルよりも「人間の心理」であるチャートを、可能な限り見て学ぶこと!これが一番のテクニカル分析になる。

 

これを根底にしてFXに取り組めば、必ず頭がスッキリする時がきます。

 

使うなら「+α」を添えるしかない

 

ただトレーダーの中には、

 


・どうしても、どうしてもテクニカル分析を使いたい!

・このツールを相棒にしてのし上がりたい!

 

このように断固として譲らないのであれば、その分析ツールをベースにして「自分だけのオリジナリティ」を付加価値としてつけましょう。

 

テクニカル分析(ベースとなるもの)+自分だけの味付け(オリジナリティ)=優位性

 

結局ここが他トレーダーにはない優位性へ繋がるのであって、絶対的な自信の源泉となるんです。

 

ここまで仕上げる事ができれば、小銭稼ぎが「大金を稼ぐ手法」へと変化します。

 

チャートをひたすら見ていく中で必要だと感じた場合に、手法へ組み入れることを検討してみてください。

 

今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考になれば幸いです。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の現役FXトレーダーで、自身が運営する個別FXスクールの講師。これからFXを本格的に始める方々へ、正しい勉強を教えてくれる場所を見つけるガイドラインのようなブログになればと思い、このFXブログを書き始めました。