おはこんにちばんは、レギオンです。
FXの勉強を始める準備が整い、腹をくくって何とかFXで成功してやる!と、決意を新たに意思表明されてる方も多いと思う。
しかし、サラリーマン級のキャッシュをトレードで稼ぐためには、
あまりに難しく、果てしなく感じる「出口の見えないトンネル」を進むことになる。
今回の記事で、少しでも多くの方に「FXが非常に難しい投資」だとご理解いただければ幸いです。
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目次
FXで負ける人が「9割」も存在する理由

FXは低額投資でもレバレッジが大きく使える仕組みがあり、初心者でも簡単に始められる敷居の低さ、どの投資と比較しても、その便利さは一目瞭然。
またFXの隆盛期では、メディアや書籍で「カリスマ」と名乗るトレーダーが多く出現したことで、自分にも大金が稼げるチャンスがあると大きな希望も与えてくれた。
収入に対する考え方が問われる昨今、正に時代の流れに合った投資といっても過言ではありません。
しかし、そうやって「FXのメリット」だけしか見えていないのは、非常に危険です。
当時、サブプライムローン問題から派生したリーマンショックで、殆どのトレーダーが壊滅的な打撃を受けたにも関わらず、その原因・理由は忘れられ、既に過去の出来事として扱われている。
そして現在は何事もなかったかのように、「副業・専業」としてのFXが大きく取り上げられている状況。あたかも、FXは簡単に始められて勝てますよってニュアンスで。
そもそもFXが暴落前で簡単に勝てたのは、その時の情勢が好景気でひたすらロング相場だった時代で、確かにその期間限定でトレードしていれば、小学生でも勝てた。
でも、現状のマーケットでその方法を使えるのは、極一部の「損切りしない」富裕層だけ。
今はそれだけFXが難しくなっています。
当たり前のように稼ぐことが難しいFXが、相場の一時的な偏りで「あたかも」簡単に見えただけ。
FXは何よりも難しい
これを絶対的に頭へ叩き込んで下さい。
でないと、多くの投資家がこれだけ退場を繰り返す理由が成り立たないし、稼ぐのが楽なら、誰が朝早くから会社へ満員電車に揺られて通いますか?
明らかにFXで食べていくことの難しさが分かると思う。
FXは勝ち負けがハッキリしすぎている構図
多くのブログではトレード結果が伝えられており
・今日は100pips獲れた!
・今月は50万の利益でした!etc…
華やかな収入の世界に見えるだろうし、雲の上にいるトレーダーも現実に存在する。
でもそれは本当に「極僅か」で、ピラミッドの最上部に位置する人間の話。
地球では古代より「王 ⇒ 貴族 ⇒ 平民 ⇒ 奴隷」と社会のヒエラルキーが存在し、現代も「上流 ⇒ 中流 ⇒ 下流」と資産による格付けが当たり前に行われてますが、FXに至っては至極単純で、
「勝ち続ける人 ⇒ 負け続ける人」
この構図しか存在しません。言い換えれば、稼いでいる人と稼いでない人。
階級によって特権があったり、社会からの評価が変わるとか、そんな複雑かつ巧妙な世界でなく、単純に勝ってるか負けてるかの世界。
だから、ピラミッドの形も極端に上が小さく、下が大きい。
つまりFX、100人いればその内の5~10人が「残り90人以上の資産」をめぐって、対立している図式なんです。
目の前に転がっているお金を、少数が取り合っていると表現した方が正しいかもしれません。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、それだけFXは皮肉にも負け続ける人の割合が多いのが特徴となっている。
もし程々に負ける人が圧倒的に多いなら、日本はFXのレバレッジ規制をしてないと思います。
【FXの特徴】9割以上の負ける人が「1割以下」に搾取される
この事実は、私たちが欲を持つ存在である以上は変わらず、結局は多くのトレーダーが「自分自身の感情」に振り回された結果、大きな損失を被ったんです。
優位性がある手法を持ち、厳格なルールを常に維持し、トレードを変わらぬ精神力で淡々とこなし、どんな結果があっても受け入れて次に活かす。
このような本物のトレーダーがいたら、当たり前に殺されても文句は言えません。
損失を出している期間が長いトレーダー程、まずは自分の行いを素直に受け入れること。そして、1割の少数へ食い込むために、膨大な努力をする必要があること。
まずは、ここをしっかり認識するべきです。
FXは現実世界のパラレルワールド【負ける大きな理由】
・勝って大金を手にしたい
・老後の蓄えにしたいetc…
人それぞれ思惑は違いますが、お金が欲しいって根底の部分は同じだし、それぞれの野望を抱k、多くのトレーダーがマーケットで戦うことになります。
でも、殆どの人が虐殺される。マーケットは無慈悲で、目の前の「カモ」から金を巻き上げる事に躊躇はなく、むしろ取れるだけ取り続けようとする。
それに対し、多くの大衆は何も対抗することが出来ません。
抵抗してるとしても、それが相場に対し「何ら効果を持たないもの」だと気がついていない。つまり、現実世界での行動や判断が、FXでも正しいと思っている。
それは完全に間違いだと、断言して言えます。
今後も継続して生き延びたいのであれば、この部分をよく考えてほしい。
仮に現実世界で平均年収の数倍から数十倍を稼ぎ、人並外れた才能と努力をもって、道を開いてきたエキスパートであったとしても、
相場で稼げる力とは、全く持って別モノです。
如何に計算が早かろうが、物事の判断力がどれだけズバ抜けていようが、相場の前では無力に等しい。
もし通用するなら、何故東大生はFXで大金を稼いでないのか?大学の統計学を教える教授が、何故統計的に優位性のある手法を使ってトレードしていないのか?
それは単純に、現実世界だけで通用する知識・経験だから。
FXの世界で、それらの持ち合わせは単なるお荷物に過ぎないし、少数のトレーダーからすれば、彼らのように鈍い者は格好の射撃の的だと思う。
それだけFXは「表の力」が通用しないのが特徴です。
故に9割ものトレーダーが負けてるんです。もしこれが通用するなら、せめて5割程度に収縮してもいいハズなのに、そんな事実は聞いたことがないし、有り得る話じゃありません。
表の世界が現実世界なら、裏の世界はFXであり、両者は互いに「鏡」のような反対の性質を持っている。
要するに、マーケットは現実世界から切り離されたパラレルワールドなんです。
現実世界の常識は、マーケットでは一切通用しない
このように考えて下さい。
そして向こう側へ、強者の側へ回れるよう、表の世界と逆転の発想をすべき。誰でも出来ることじゃありませんが、少なくとも読者にはその努力に努めてほしいです。
FXで負ける人と同じ特徴を持たない【少数決で考えるクセを】

以上が、FXで多くのトレーダーが負けてしまう、根本的理由のまとめとなります。
現代は何をするにも圧倒的に「数の多さ・多数決」が決断する根拠を占める。選挙でもプロジェクト案でも何でもそうですが、賛成・反対のどちらかが多ければ勝ち。
これは何も現代に限られた事でなく、太古の昔からコミュニティーで行われてきた習慣。
この多数決の世界で生きる我々にとって「少数の意見」は除外されるべきもので、人数が多い方の意見こそ尊重されるべきだという考え方が、染み付いてしまっています。
100対10なら100の方こそが正しいものであって、それこそが基準となるべき考え方。
しかしFXは、多数決という現代社会の考えを根底から覆す存在であり、「1割の少数決こそが全て」という認識を、しっかり理解してほしいんです。
仮に、相場で100人中95人の意見が正しいなら、何故9割のトレーダーが敗北という憂き目に遭っているのか?
メディアや書籍で、何故FXはギャンブル・怖いものと、畏怖の対象のごとく書かれるのでしょうか?
簡単な話で、100人中「5~10人」の意見が素直に正しいから。
多数決に従って社会を生きてきた私たちにとって、この事実は受け入れがたい。常に少数の意見を蹴ってきた、現代社会の根本的な仕組みを否定することに繋がるからです。
FXの本質は、培ってきた「知識・経験」を逆転して使う事
例えば、牛を神聖化するヒンドゥー教の信者が、牛肉を食べるイスラム教にすぐ改宗出来る訳が無いのと同じで、
今までの常識を破るには、相当の苦労と時間がかかります。
FXで負けが続いているトレーダーは、その辺りを理解しているようで、本質から理解できていません。稼いでいるトレーダーは、その部分を熟知した上でトレードをしている。
常勝トレーダー(少数決)の判断・結論は、大衆(多数決)の判断・結論とは「常に」対局となる
これを理解するよう心掛けていれば、ある時に頭の中へ一気に溶け込むように、理解が大きく進む時が必ずやってきます。
それまでは「世界の常識」を覆すイメージを持って、FXの勉学に臨むべき。
少数の考え方が分かれば、大衆の考え方が如何に負け戦なのか理解できるハズです。少しずつでもいいので、少数に投票出来るような思考になれるよう、頑張ってください。
今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考となれば幸いです。
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