おはこんにちばんは、レギオンです。
僕のトレード方法も時が経つにつれ、毎年細かい部分が変わったりしています。
最近では、通常のトレードと並行して「短期トレード」を組み入れ、数量を調整しながら主力へ育てる努力をしたり、日々の変化するチャートへ柔軟に対応してきました。
しかし、私たちは毎日24時間チャートを監視する事は出来ないし、生活に支障をきたすレベルでFXを始めようとまで考えはしませんが、
・FXは専業みたいに何時間も見てないとダメ
・見てない間に何か起こっているのは怖い
・仕事が忙しく、トレードする時間がない etc…
上記のように、メディアが1日中トレードする専業を見せたり、またFXに対する知識不足で勘違いしたりする等、FXに強く踏み込めないのも正直あると思う。
ただ、FXは基本的に自分主導でトレードが組めます
「絶対この時間にトレードしなければダメ」といった決まり事はないし、意外にも自分のライフスタイルを基準にした、主導的な投資が出来る融通性を持ち合わせているのがFX。
その中でも、僕が多忙な方へオススメするのは、FXを「早朝メイン」で行うこと。
早朝に当日の動きを詳細に把握することで発注する事もできますし、逆に早朝の様子を見て昼過ぎの欧州前に仕込むプランも立てれる。
なので、早朝を基盤にトレードを組み立てていくのは、サラリーマン・主婦にとってもメリハリの効いた方法だと言えるでしょう。
今回の記事では、
・早朝にエントリーをおすすめする理由とメリット
・実際に今も使っている早朝トレードの手法
こちらの2つを中心に書きます。
Youtube
FXの正しい勉強方法に関する動画を重点的にUPしています。
目次
FXで早朝エントリーする手法をおすすめする理由【実践済み】

モーニングにFXのチャートを見て発注するのは、あまり想像がつかないかもしれませんが、実践してみるとこれだけ都合よくトレードを組む事が出来る、そんな時間帯は他にありません。
例えば早朝に発注することで、サラリーマンなら昼以降の時間に仕事へ影響を与えず、トレードが出来ます。
もちろん、仕事帰りの夜にニューヨーク市場からトレードしてもOKだし、夕方前の欧州相場からエントリーしていくことも可能。
ただその中でも早朝からFXを行うのは、時間効率・チャートの伸び幅を考慮しても、非常におすすめなトレードスタイルであり、
後の時間を「自由」に使うことを可能にするやり方
こう表現することもできる。
以降では、朝にトレードを組むことがおすすめできる理由について、詳しく掘り下げていきます。
夜トレードする手法は早朝に発注するより制約を受けやすい
こうは書きましたが、世間的にはモーニングの時間帯にするって話を聞かないと思うし、むしろサラリーマンが帰宅後、ニューヨークから始めるイメージの方が強いかもしれません。
このように、早朝の時間帯が「世間的に」トレードで敬遠される理由は、大きく下記3つとなります。
・早朝のバタバタする時間帯にトレード出来ない
・オセアニアより欧州・NYの方が動くから
・仕事してるし、その間にポジション持つのが怖いetc
その中でも一番重要視されるのが、真ん中の「ボラティリティ」に関する理由。
単純にイメージとして、夜の時間帯が大きく動く記述が書籍で書かれているため、何となくその時間帯が正しいんじゃないかと考える訳です。
また家に帰宅した際は、チャートをリアルタイムで監視できるメリットもあってか、PCに張り付いてトレードが出来る事を「最高のトレード環境」とみなす方も多い。
僕も昔は夜にトレードしてたから気持ちは分かりますが、
夜だけ監視するを言い換えると、「21:00~24:00」をFXで絶対に拘束しなければダメって事。
細かく書けば、ニューヨークの初動をチェックする為に、8:30過ぎからは必ず見ておく必要がある。
また、23:30過ぎから欧州が引けるタイミングで大きく動くため、24:00までは監視しなければいけません。
さらに夜スケジュールが埋まってしまった場合、100%と言っていいぐらいトレードは不可能。
上司や会社の飲み会や遊びといった「付き合い」で断るのは至難の業だし、仕事が定時に終わって帰れない時も同様です。
更に言うと、夜の3時間で稼ごうとする場合、複数通貨を10~30pips程度で何回も獲るスキャルピング的技術が必須。
つまり夜にトレードする場合、
・時間的・身体的にも拘束される必要がある
・偶発的事情によって中止せざるを得ない時がある
これを肝に銘じておかなければいけません。
FXを早朝メインにすると「時間的自由と余裕」が作れる
FXを早朝にすることで、
夜トレードする場合に生じる時間的拘束や、トレード自体が出来ないといった「不測の事態」を避けることができます。
特に育児・家事と多岐にわたって忙しい主婦にとって、夜は夕飯・お風呂・子供の寝かしつけなど、トレードする準備が場合によっては出来ない可能性もある。
ですから、早朝に落ち着いてチャートを見れる時間帯を確保できるのは、非常に大きなメリット。
FXを早朝にトレードする感覚は想像しにくいかもしれませんが、もちろん動かないオセアニアの時間帯だけトレードして利益を稼ぐ意味ではありません。
早朝に発注して、そのポジションが時間の経過と共に大きく伸びるのを待つ
この意味を指しています。
朝にPCないし、スマホでチャートをチェック後にエントリーして、それから発注内容・ポジションを定期的に確認する以外は「全くFXに関与しない」といった放置のイメージ。
こういった書き方をすると
「常に相場をチェック出来る環境じゃないと厳しいのでは?」
といった声が挙がるかもしれません。
しかし、常に確認していたら仕事なんて出来ませんし、専業トレーダーレベルの環境じゃないとムリ。
だから朝にする場合は、自分が決めたルールの時間にチャートを確認するのが基本。
というより、デイトレやスイングは上記スタイルがもっぱらでしょうが、
朝に取り組むことで、以降の時間の使い方が間違いなく有効的になります。
例えば、朝の7:00~8:00ぐらいに発注をしたら、そこからはチャートを15分に1回は監視するといった、PCに釘付けという状況が起こりえないから。
もちろんルールによっては1~4時間の間隔でチェックはするでしょうけど、それ以外に何か見て云々といった事がないため、FXを片手間にした状態で他のことに時間を回せます。
特に主婦やサラリーマンといった「平日が忙しい方」にマッチしたトレードスタイルと言えるし、チャートが本流に乗って早朝から大きく伸びていく場合も、その恩恵を享受できる。
早朝は所々の準備でバタバタかもしれませんが、
少し早起きしてFXする時間を確保してあげれば、意外にも効率的にトレードを行うことが可能。
そして以降の時間は仕事に打ち込んだり、家事や育児に専念したりと、自由にできる余裕が生まれます。
そういった観点から見ても、朝のFXは「時間的自由」を作りたい方にとって、オススメの手段と言えるでしょう。
【中間まとめ】FXを早朝・夜にトレードする手法の比較
ここで一旦、FXを早朝・夜トレードをする場合を整理してみましょう。
FXを早朝にする場合
・昼以降の時間を有意義に使える(仕事・育児・勉強etc)
・東京時間から波に乗れると大きく獲れる
・忙しいサラリーマンや主婦に向いているスタイル
FXを夜にする場合
・ニューヨーク時間のチャートが動く時に取り組める
・PCにリアルタイムで張り付いてトレード可能
・裏返しで時間的拘束が深夜に及んでしまう
・スケジュール次第ではトレード中止になる事態もある
何となく早朝トレードについて贔屓っぽく見えますが、僕が夜から朝へトレードを移した時の「経験論」を加えて書いたので、大きくズレた内容じゃないと思う。
FXを長期的に行っていく上で、時間の使い方を効率良くしていくのは必然。
今後、自分が他のビジネスや取り組みを並行してこなす場合にも、事前にFXへ関与する時間を「良い意味で減らすこと」によって、無理なくトレードすることができる。
以降では、FXを早朝にするメリットに関して掘り下げていこうと思います。
FXで早朝にエントリーする手法で得られる4つのメリット

FXを早朝にトレードする手法はメリットが多く、
特に主婦の方は、日々の忙しい中でも午前中にエントリーする利点が多い。
メリットを順番に記載していきます。
早朝はボラティリティの少ない時間帯で入りやすい
朝はオセアニアの市場しか開いておらず、チャートを見ても変動が10~20pips程度しかなく、急に上下へ大きく動くといった事が殆どありません。
発注もチャート変動に大きく左右されることなく、事前に決めたポイントでエントリーする事が容易です。
夜ではどうしてもボラが大きいために成行で入ったりと、踏み込みの早いトレードをしてしまいがち。
ですがそれに対局する形で、朝の緩やかな流れは落ち着いて発注がしやすい環境だと言えます。
【手法の特徴】エントリー後に「波」がきたら伸ばしやすい
朝トレードの醍醐味と言っても過言ではないですが、
チャートが大きく動き出す前段階で波へスタンバイできるため、上手く行けば翌日以降まで大きく伸ばす事が可能。
サラリーマンの方でも、余裕を持って「ビッグウェーブ前」に準備できるのは利点となります。

あくまで一例ですが、チャートの伸び自体はオセアニアをスタート地点とし、「東京 ⇒ 欧州 ⇒ NY」と進むにつれ勢いも強くなります。
ジェットコースターの頂上がオセアニアと考えていただければ、イメージがしやすいかもしれません。
このようにチャートは早朝時間からゆっくりと、流れが強ければ強いほど、当日の方向へどんぶらこと進んでいくんです。
もちろん、チャートの方向性に関する分岐点自体は、前日のNYだったりする事もありますが、
チャートが大きく伸びる前の初動は、オセアニアを「起点」とする可能性が高い。
故に、エントリーリスクを抑え一撃の破壊力を求めるのなら、労力から考えても早朝トレードは向いていると言えます。
エントリーが早朝に終わるため、残り時間を自由に使える
このメリットは計り知れません。
月~金を朝から働いているサラリーマンにとっては、チャートに縛られず仕事へ集中できるし、休みの人にとっては以降が自由に動ける時間となる。
時間が出来るって事は、FXだけに限らず「他ビジネス」を構築する時間へ充てる事もできます。
つまり、FXで早朝トレードを行って利益を継続的に残す事ができるなら、別のキャッシュフローを産みだす源泉を作っていく行動にも繋げれるってこと。
もちろん、趣味に使ったりご家族との時間を大事にしたりと、それは文字通りご自身の自由となりますが、それだけ「行動選択肢の自由」が広がる事をお伝えしたいんです。
FXのチャートを朝以外で細かく監視する必要がない
朝トレードは、基本的にエントリー後に大きく伸ばす事を主としているため、
「欧州前やその後・NY前などの限られた時間」にチャートを確認すればいいため、常に監視する必要性がない。
逆に見るのが癖になると、20~30pips伸びていたら建値にしたり、多少の含み損を見て決済するなど、予期せぬ無意識の行動を起こしかねません。
それを防ぐためにも、チャートを「良い意味」で見ないんです。
ほっといても伸びるのがチャートなんだから、後はチャートに全てを託すぐらいで違うことをしてればいい。
気がついて、夕方頃に伸びてたらラッキーじゃないですか?
それが頭で理解できてくると、チャートを見る頻度が徐々に必ず減りますが、それでも成り立つのが早朝トレードなんです。
【手法の補足】早朝に慣れてきたら、欧州・NYタイムも考えてOK
朝のトレードが慣れてきた方や、欧州時間に余力のある方(在宅ワーク・専業主婦等)は、
早朝の時間+欧州時間の2つに分け、それぞれトレードを組んで行うのもアリ。
特に朝方の動きで微妙な時があったりする場合、逆に欧州まで様子見をして、それからの動きで考えるといったトレードもできます。
また欧州時間についても「2~3時間おきに見る」といった時間管理にすれば、チャートへ釘付けになる事もないので、日々の生活に大きな影響を与えることはありません。
ただこれは上記で書いたように、
・東京~欧州時間のチャートを詳細に確認できる
・仕事で融通が効くような環境
といった限定的なトレードスタイルになるため、無理して組めない場合は考慮しないてOK。自分の使える時間の中で、無理なく出来る場所を探せば問題ありません。
ここまで、早朝トレードについて詳細に書いてきましたが、もちろん今もこの手法はメインで使っているし、流れに乗れた時は伸ばしたりする事も可能。
以降では、具体的に早朝トレードをイメージしていただくため、僕が行っている手法をエントリー前から最後まで詳細に書こうと思います。
FXの早朝トレードで放置する手法は順張り【流れに乗りやすい】

トレード手法は常に順張りを心がけています。基本はチャートの流れに一切逆らわず、川の流れに身を委ねるイメージ。
チャートを客観的に見た上で、順張り思考に基づいてトレードを組み立てます。
もちろん、売買区分の根拠がない時はトレードしないけど、順張りでトレードすると流れに乗って伸ばすことが出来るため、チャンス時に利食い幅を増やせる事ができる。
また、ロスカットに遭う確率を減らすことにも繋がります。
伸びる方向が自分の見立てと合っていれば、東京時間でいきなり反転して死ぬって確率は少ないし、そもそも伸びるチャートは、その過程で荒い動きをすることが殆どありません。
なので、ロスカットに道中で遭う可能性は、綺麗に伸びるチャートであればあるほど、低くなります。
むしろ、そのまま伸びていってしまう事も多いので、反対に乗れない可能性の方が高くなる。
でもそれは乗り逃しでなく、単純に結果的に伸びてしまっただけだから、次回に波が来た時、乗る準備をしておけば何の問題もない。
ノートレード > ロスカット
乗れなくても、金銭的なダメージは一切ありません。FXは利益を獲り続けることも大切ですが、
生き残ることは、何よりも優先しなければダメな命題。
そういった観点から見ても、順張り手法は相場で長期的に生き残るために「もってこいの考え方」だと思う。

逆張りで「落ちるナイフ」を血だらけになって取るよりも、地面に落ちて大きくバウンドしたボールを、下から取ってあげる方が楽だと思いませんか?
僕は、自分の手を血で真っ赤に染めるような真似は、なるべくしたくありません。
早朝のトレード手法で取り扱っている通貨ペア
・ドル円
・ユーロ円
・ポンド円
日本では、スーパーメジャーなクロス円シリーズ。
通貨選択は、最終的に各トレーダーの「選り好み」になります。
別にニュージーランドドルが好きだったら積極的に使えばいいし、カナダドルが安定感あってトレードしやすいなら、通貨流通量が低くても構わないって事。
どの通貨を使えば稼げるって根拠はないし、有名どころが簡単って意味でもありません。
自分の手法(デイトレード・長期保有投資)によって、一番相性のいい通貨ペアを選択し、淡々と繰り返しトレードしていく。
これさえ出来れば、何の通貨ペアでもOKです。
ただ、初めから南アフリカランド・スイスフランといったマイナー通貨を、積極的に扱っていくのは難しいと思うので、とっつきは日頃から馴染みのある通貨がおすすめ。
早朝のトレード手法で仕込む時間は約30分【指標もチェック】
朝6:30頃からチャートを軽く見始め、7:00~8:00の間にエントリー。以降は1~2時間おきにエントリーの確認を行い、23:00頃に最終チェックをして終了。
特に冬時間は、ユーロ・ポンドのスプレッドが大きく開いてしまうため、必ず7:30過ぎまで待つようにして、スプレッドの開きによる「無用な損切り」に遭わないよう、注意を払ってます。
また重要指標や発言は、朝イチに「羊飼いのFXブログ」を見て何があるのかを確認し、明らかにポジションを持つのがギャンブルになる場合は、事前に潔く逃げる。
持ってたポジションの含み益が一気に飛ぶのは悲しいし、
何より、早朝から投資的な考えを持ってエントリーしたのに、それを重要時に持ちつづけて「投機」にしたくないからです。
雇用統計・要人発言のアグレッシブな相場で、一発逆転・更に大きく伸ばす為には、卓越したトレードスキルが必要になる。
むやみに戦うリスクを負わず、安全に話が解決するのであれば、それに越した事はありません。
少し話が逸れましたが、朝の30分とは言えど「チャート以外にも目を通す」ことにより、投資的観点からトレードを行うことができます。
【FXの手法】早朝に仕込むやり方の詳細【損切り・利食いなど】

以降では、早朝トレードの手法で用いる「損切り・利食い・資金管理」について記述。
損切りについては一般的かもしれませんが、利食いは自分なりの考えを貫いて取り組んでるし、資金管理は比較的シビアなので、リスク面を重視した上で取り組んでいます。
【手法詳細その1】早朝に仕込むトレードの損切り
損切り幅は基準を20pipsとし、状況に応じて15pips~25pips+スプレッドを上乗せして発注。
損切り幅が広くなりそうだけど、成行で飛び込まないと間に合わない時は、LC幅を広げる代わりに数量を落とし、損切りの金額が過度に膨れないよう調整します。
Ex.40万通貨で20pipsの損切り ≠ 30万通貨で25pips程度の損切り etc・・・
成行以外に関しては、発注をIFDで行っています。
その際に損切りを同時に設定しますが、利食いに関してはどこまで伸びるかのリミットを考えず、ひたすら伸びるのを追いかけていくスタイルのため、指値は一切置きません。
チャートが伸びる時は無視してても伸びるし、全くダメな時は「それ相応の動き」をする。
だから、指値を置いてチャートに首輪を付けることを、僕は手法で行ってません。
話を戻しますと、ポジションが伸びた場合の逆指値はチャート状況に応じ、建値へ向けて損切り幅を徐々に縮小させる。
チャートが明らかに大きく伸びているにも関わらず、当初の発注した通りの損切り幅だと、急激に反転してきた際に引っかかると「無駄な損切り」になるから。
既に状況が変わっている中で、当初のMAXな損切り幅に留めておくのは、自分がチャートの動きに対応出来ていないと同義になります。
既にチャートの状況は当初と大きく違いますし、大きく伸びてからの下落は、明らかに「イレギュラーな状況」へ相場が変わっている。
そういった最悪の事態を想定し、定期的にチャートを確認します。
【手法詳細その2】利食いは「放置」がメイン
チャート状況によりますが、最低でも50pips前後が基準。またオバケ相場で波に乗った際は、その分で当月は十分だと思えるぐらいを獲りにいく気で見守る。
故に伸びてる時は、反転の兆候であったり、重要な発言・指標等がない限りは伸ばします。
チャートがどこまで伸びるかは誰にも分かりませんし、何よりそれを指値・自分の欲求で制限することによって、
千載一遇の「ビッグウェーブ」に乗っている可能性がある状況
ここから、簡単に途中下車してしまうのが嫌なんです。
もちろん全く伸びない事も多くありますが、仮に「もう十分」と思って全決済した後に大きく伸びでもしたら、僕は目も開けられません。
それに、僕が自分ではなく「チャートが決済をほのめかしてきたら」決済するようにしているのも、
全てはチャートの動きを、王様のように「自分より上位の絶対的な存在」として捉えているからです。
相手は何億何千万といった人間心理の集合体。そんなバケモノに真っ向から戦いを挑めば、ちっぽけな1人の人間では歯が立つわけがありません。
だから、自分は彼の家臣的な立場と考え、王様が下落っぽいと思ったら、自分もそう感じるようにしてトレードを組めばいいんです。

過去のトレード結果より(伸ばす局面は伸ばし、逃げる時は逃げる)
だから、手法上はチャートが伸び続けていたら「保有」を継続し、もうダメな動き(反転)を始めたら「撤退」をする。
しかし、ポジション翌日である程度のpips益が生じていた場合は、想定外の不確実性を加味し、1/2を分割決済する方法をとって安全を確保。
このように、利食いは徹底的にトレンドが出てれば伸ばす反面、チャートの声(王様のご機嫌)にも常に耳を傾けるように注意しています。
ゴリアテに挑むダビデのように戦っても、FXでは100%勝ち目がない事を理解しましょう。
【手法詳細その3】早朝トレードの資産管理
トレード毎の損切りは、資産に対して「1%」を絶対に超えません。というより、全体の「何%」をベースに考えたことがないため、結果的に1%を下回っているだけです。
要するに、それだけ損切りは「余裕のある金額」で切りましょう!ってこと。
巷の書籍やセミナーだと、1回の損切りは「全体の2%~5%」と決め事みたいに書いてますが(当時読んでた「sa○ah」さんも3%ぐらいって書いてた)
その考え方で連敗した場合、資産の残高が一気に目減りするのは、目に見えています。
また数量管理についても同じで、数量を大きくすればするほど、自分の資産に対する損切り額を大きくしないとダメだから、必然的に損切り額は膨れ上がります。
人間はお金に対するプレッシャーが過度にかかると、必然と言っていいほど、冷静にトレードが出来なくなっていく。
例えば、100万円持ってて損切りが全体の2%で組んだ手法の場合、単純計算で毎回2万円目減りするのを、どこまで利食いできない時に耐えれるか?ってこと。
おそらく、5連敗して90万を切り出したぐらいから、一気にキツくなると思う
確かに、50連敗してようやく資金が0になる計算ですから、そこまで負ける事はまずないでしょう。
また机上の空論では、5連敗しても全体の10%を失うだけなので、その時点で「痛い」と感じることはないかもしれない。
でも、淡々と負けなければダメな相場の時に、押し寄せる連敗に耐えれるでしょうか?
手っ取り早く稼ぎたいのは分かりますが、ほとんどが現実世界の金銭感覚を持って参入してるハズだし、まず途中で耐えられなくなる。
最悪のケースは、手法を大きく逸脱した「破滅トレード」に転ぶ可能性すらあります。
故に、もし100万円からトレードを始めるのであれば、
・まずは少額(小さい数量)から損切り額を組む
・資産割合だと0.25~0.5%ぐらいを意識
・数量を上げるのは「手法」が毎月安定してから
上記のようにトレードをこなす方が、常にメンタルをニュートラル(冷静)に近い位置にできる可能性は、2~5%と比べても飛躍的に上がります。
トレードは稼ごうと思いつつも、「余裕を持って」取り組まないといけません。
【補足】FXチャートの時間足とテクニカルの有無
時間足は、主に3分と5分足を併用して使います。
よく足が短すぎるのではと指摘されますが、次の日にどちらへ「どのタイミング」で動くか把握するのに、日足・4時間足だと大きすぎて分かりません。
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また、当日の動きは「前日・前々日の流れ」を加味して決まる事が多いので、その部分を凝縮したチャートがあればいい。
そして、テクニカルに関しては「10000%」使ってません
理由等は、下記のページを見ていただければ分かるかと思います。
【まとめ】FXの手法で早朝に仕込むやり方の全体プロセス

最後にまとめを兼ね、早朝トレードの手法でチャートを開き、発注に至るまでのプロセスをご紹介します。
下記には意味不明な用語等もあると思いますが、大部分はトレード結果のどこかで掲載しているものばかりなので、是非参考にしてみて下さい。
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FXの早朝トレードで放置する手法【プロセス詳細】
1.3分・5分足を大まかに見る(トレード不可レベルのチャートを探す感覚で)
2.右脳的に「ピン!」ときた(トレードが出来そうな)チャートは、全体の流れを把握する
3.チャートの左から右へジーッと見ていき、左脳で理論付けをして積み重ねる(主に下記項目をチェック)
チェックする形や動きのパターン(一例)
・心理のライン(水平線)
・チャートの3段形成
・3段形成における伸び幅の縮小
・レンジ内の3回跳ね返り
・V字・逆V字
・ハイヒールの形(逆に動く前兆)
・ダメ押し、決定打(致命傷)的な動き
・チューリップ(三尊の変化系)
・レンジ幅の約1/2ずつ減る減少(逆張り示唆)
・高値・底値モミモミ再上昇・下落狙い
・チャート上の大衆心理(変化を含む)
・フェイク的な動き(主に形)
・チャート上におけるイレギュラーな動き
・上昇・下落の一時的な戻し(山の形成)及び半値戻し
・レンジ内の空間認識
・ダブルゼロ・トリプルゼロ
・50のレート、直近レート
・レンジ形成の2点跳ね返り
・想定される動きの考察(画像に書く黄色線)
・ノイズ(判別不能な動き)
・チャートの半円・逆半円になる傾向(強方向示唆)
・他通貨の動きと比較する etc……
4.「2」や「3」のパターンや形などを基に根拠を整理し、「+αの感覚」も踏まえた上で、総合的に動く可能性が高い方向を判断(分からなければノートレ)
5.エントリーに関しては、チャートの当日に至るまでの勢いや、レンジの形成具合を加味し(実質的に「3」を考慮する)、成行や指値を決めて発注を行う。
エントリー後の流れ
1.損切りに引っかかった場合は終了
2.約定されていない場合、チャートの状況を加味して発注を取り消す
3.ポジションが生き残っていた場合、チャート状況によって損切り幅(逃げる逆指値)を変える
4.基本的には朝方まで熟成させる
翌日以降の利食いについて
1.翌日に含み益が50~100pips以上だった場合、ポジションの数量によっては分割決済を行う
2.チャートの反転気配が出る又は発言・指標時までは保有する
3.週マタギする場合、両建でポジションをロックして持ち越す
その他
1.チャートは適度に見て、過度に見ない。
頻度を増やして見ても、何も変わらない。逆に見なさ過ぎると管理がおそろかに。
適度に放置しては確認するし、後はチャートの気ままに任せる。
2.常に改善点を探し、進化を止めない。
他トレーダーの手法や考え方は非常に参考となるし、刺激にもなる。
大雑把に書くと、早朝にトレードする手法は上記のような流れになります。
ただ、どれだけ時間をかけて手法を構築したとしても、全てがずっと100%上手くいくとは限りません。大きく獲れる時もあれば、獲れずに苦労が続く相場状況もある。
そういった時はしんどいですが、
大切なのは、常に自分の手法を研磨し、絶えず成長・進化させていく事。
その為にも、チャートを毎日のように眺めては手法の可能性に目を向け、立ち止まらず一歩一歩を進んでいく事が、トレーダーとして長期的に生き残っていく手段となります。
以上が、現在使っている手法の大まかな感じです。
FXの手法は「+α」の味付け(カスタマイズ)で大きく変わる
判断基準がチャート本位制なので、見た感じは「ザ・裁量」になってます。特に根拠の積み重ねに関しては、「こうなったらこう!」ってエントリープロセスでなく、
円卓でそれぞれの形・動きのパターンが議論して、当日のトレードの有無を決めている「総合的部分」があります。
なので、他のトレーダーとは違った「少し癖がある方法」かもしれません。

(手法のイメージは評議会形式)
あと、念のために言いますが、
もし手法を参考にする場合、ご自身で研究を独自に行い、+αを培ってから使って下さい。
手法のベースで使うとしても、最終的にトレードされるのはご本人ですし、そこに自分の考えや思考を混ぜることによって、
他では、絶対手に入れる事が出来ない「オリジナルの手法」が完成します。
それだけ、自分で考え抜いた手法は「大きな希少価値がある」のを忘れないでください。
今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考になれば幸いです。
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