おはこんにちばんは、レギオンです。
FXで稼ぐトレーダーの話を聞くと、自然に誰もが「勝率」について知りたくなってしまうものです。
「この人は勝率が良いから、トレードもトータル勝ち越してるんだぁ」
「真似して80~90%の手法を作って勝てれば、FXでウハウハやん」
そう考えるのも無理ありませんが、あまりに「勝つために必要なもの」という認識が強く根付いてしまい、トレードの本質から大きく遠ざかっている気がします。
その考えでFXを奥深くまで進むと、自分がいざ手法を構築する際に訳が分からなくなり、最終的に樹海で一生を費やす可能性すらあります。
勝率を上げようと「変にこだわり過ぎている方」は、早期に思考を変えていく必要があるし、そこまで思っているほど勝率は関係ありません。
今回の記事では、まず勝率に関する基礎的な説明を行った上で
1.勝率だけを追いかけることの危険性
2.結局は手法の優位性が全て
3.勝率を意識せず実力を伸ばす勉強方法
上記の流れで「勝率よりも大事なもの」が他にあることを知っていただければ幸いです。
目次
FXの勝率についての基礎を理解する
メディアや書籍でよく目にする勝率という言葉ですが、これを聞くと多くの方は
「勝率=高ければ高いほど稼げるイメージ」を強く持つ傾向にあります。
確かに勝率は高ければそれに越した事ありません。
しかし、世間一般に考えられる勝率と相場における勝率は、仮にパーセンテージが全く同じであったとしても意味する事は根本的に異なります。
すべてを同じ意味で考えると、今後の手法を構築していく上で苦労するのは間違いないため、必ず意味の違いについては理解してください。
世間一般的な考え方
例えば、スポーツ競技でテニスを例にとって考えてみましょう。
テニスは、各大会ごとの順位で貰えるポイントに大きな差はありますが、初戦であろうが準決勝であろうが、1勝すれば1勝、負ければ1敗とカウントされ、それが最終的に何勝何敗とトータルで計算される。
新米プレーヤーに勝とうがフェデラーに勝とうが、カウントされる数字は「1」です。
その勝敗は本人にとって重たくとも、数字で見れば単なる「1勝 or 1敗」に過ぎません。
だから勝率で「強い選手に勝ったから1勝 ⇒ 3勝分の価値にアップ」なんて計算式はないため、その数値が示すデータは正確なんです。
また、テニスは勝てば勝つほどシード参加となるため、そこまで弱小プレーヤーに多くあたる事も減るため、仮に100戦して90勝なんてしていた場合、
その勝率90%という数値は、必然的に「プレーヤーの強さ」を含んだ数値となる。
つまり、一般的な勝率という意味は
数値が高ければ高くなるほど強い・上手い、成績・結果が優秀
このように捉えても、概ね差し支えないと思います。
FXにおける考え方
FXの勝率は数値が高ければ稼いでるという意味でなく、
その内容を加味した上で、総合的にトレーダーとしての優劣が決められます。
例えば1回目のトレードが「-10pips」で、2回目のトレードが「+50pips」としましょう。勝敗でいえば、1勝1敗の勝率50%で獲得pipsは+40pips。
この場合は内容を見てもプラス域の成績だから問題ありませんが、下記の場合はどうでしょうか?
・1回目 +20pips
・2回目 -100pips
この場合は、勝率が同じ50%でも「-80pips」と意味する内容は別モノで、明らかに2回目の成績が大きく偏っています。
これだと勝率がいかに良くても、痛恨の一撃を食らってしまえば何の意味もありません。
FXにおける勝率の仕組み
故に、勝率だけの数値にこだわるのは非常にリスキーな考え方なんです。
勝率がどれだけ恐ろしく高くても、それが関係ない程「たった一発」で破滅するトレーダーが世間では平気で続出します。
こういったパターンがコツコツドカンの典型例とも言えますし、FXに参加する多くのトレーダーが遭遇する資金の飛ばし方とも言えるでしょう。
途中からリスクリワードに沿った勝率を求めだす
そしてある程度の勝率に関する知識や経験がついてくると、書籍やブログ・動画で参考にした内容を実現させようと躍起になる。
それが着実にトレードスキル向上を促す勉強方法なら問題ないんですが、
殆どのトレーダーは「リスクリワード」を基準とした手法・勝率の構築へ走ります。
リスクリワードとは1回の取引における「損失:利益の比率」のことを表し、例えば損失:利益が「10pips:20pips」だと1:2で、逆に損失20pipsに対して利益10pipsだと2:1という計算の仕方です。
前者は最低でも3回に1回を勝つことが出来ればプラマイゼロで、後者は3回に2回を勝つことで現状維持できる。
つまり前者に必要な勝率は33%以上が求められ、後者は66%以上が必要となります。
この最低勝率を求めるための数値がリスクリワードなんですが、
ほとんどのブログやYoutube動画では、リスクリワードに最適な数値を「1:2 または 1:3」と表現しています。
内容をすご~く深掘りして提唱するなら話は分かりますが、こういう具体的な数値を出すブログや動画ほど中身はスカスカのケースが多く、頑なに「このリスクリワードがおすすめ!」としか伝えてくれません。
ですが、そういう言葉を鵜呑みにしてしまうと、
・自分の手法のリスクリワードは1:1だから、もっと利益を多く獲れるやり方にしよう!
・勝率が30%しかないから、頑張って50%ぐらいまで持っていくぞ!
・損切り幅をもっと増やせば勝率が大きく上がる etc…
一見正しそうに見える考えに思えますが、チャートを主眼に置いている訳でもなく、自分自身のトレードスキル向上につながる勉強でもありません。
ただ自分のおもちゃを弄るように、現実は自分の手法を「あーだこーだ」と数値だけ変えているに過ぎないのです。
ここの認識を間違うと、勝率だけを求める「薄っぺらい勉強」を繰り返すハメとなります。
FXで勝率を上げるだけの勉強が危険な理由
先ほどの勝率に対する意識が、最終的には「勝率をベースとしたチャート勉強」へ発展していくのですが、
このプロセスはトレーダーとしての成功を大きく遠ざける危険性を含んでいます。最悪は同じ場所をひたすら周る「樹海行き」となるでしょう。
以降では、その危険性について具体的な解説をしていきます。
チャートを分析する基礎力がないと意味なし
勝率について深く探求する以前に、
チャートを長期間にわたって研究・分析して得られる経験・知識
これらがなければ全く持って意味がありません。
チャートの動き方や特徴・傾向、確率的に反転・伸びやすいといった「自分で勉強して得る情報」こそ、トレーダーとしての根幹を形成するものです。
そしてこれらは、1ヶ月・2ヶ月チャートを見ただけで身につくものではなく、半年・年単位の期間をひたすら修行僧のように努めることで習得出来る代物。
それが全くない状態で、かつ付け焼き刃のように構築した手法へ自分で付加価値を与えようというのは、あまりに無理があります。
残念ながら、ほとんどのトレーダーにチャートを見る基礎力がたりません。
それは単にチャートを見る泥くさい期間を避け、ただひたすらにブログや動画の手法やテクニックを実践で使うことに必死だからです。
投球練習すら全くしたことない野球初心者が、変化球を覚えたいと頼み込んでくる。あなたがコーチの立場だったら、どのように対応しますか?
勝率を伸ばしつつ手法を構築する過程に「無理」がある
チャートをまともに見たことない人が、書籍やブログの影響で「勝率重視」で手法を考えることに無理があります。
・リスクリワードを1:3で組めば負ける事はない!
・テクニカルを駆使して勝率90%は余裕
・商材のシグナル配信で勝率を上げていくetc…
初めから上記のように考えたり行動しがちですが、チャートの特徴や動きのパターンすら抑えてもないのに、勝率だけに目がいってしまうのは危険極まりない。
勝率80%ぐらいを目標にする! ⇒ チャートを見て手法を作っていく
このプロセスは一見正しいように見えて、実は「極めて無謀に近い」のが分かるでしょうか?
勝率80%を意識してチャートを見たとしても、その確率で動くチャートパターンを見つけるのは困難。そして最終的には自分の都合よく動いたチャートだけをピックアップし、手法作りに励むことになるからです。
つまり、純粋にチャートの動きや傾向等を見ていくことが出来ません。
単純に手法っぽいものが出来ただけであって、中身は優位性もへったくれもない「スカスカなもの」が完成したに過ぎません。
それで勝率80%で月に○○万稼げるんなら、誰だって稼げるでしょ?
でも殆どの人が稼げないって事は、そのやり方では手法を構築していくのが非常に難しいということ。だから、勝率重視で手法を作っていく考え方自体に限界があるんです。
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既存の手法に優位性がなければ「無駄骨」に終わる
これは先程の内容に関する延長線上になりますが、
勝率を伸ばそうと必死な自分の手法に「優位性(エッジ)」がなければ話になりません。
どれだけ時間をかけて手法を分解して組み変えたとしても、結局は優位性がないものに対して勝率を与えるわけですから、仮に高くなったとしても最終的に資金を飛ばすでしょう。
つまり、チャートにかじりついての勉強を全くしてないのであれば、その手法には殆ど価値がないと言えます。
勝率を維持しようが上げようが、それ自体に意味は全くありません。
あえて言葉をきつく書きましたが、ブログやYouTube動画で拾ってきた情報で作った手法には「うわべだけの良さ」しかありませんし、それで長いこと相場で生き残る事は不可能に近いです。
もし勝率にどうしても拘るのであれば、
まずは自分の手法を分解してチャート勉強を行い、そこで得た知識や経験をもとに「拘り」を持って再形成すべきです。
勝率うんぬんを考えるのは、それからでも十分じゃありませんか?
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後付け的に見たら「完璧なトレード」になる
中にはきれいに伸びているチャートを後ろから見て、「このときの動きから大きく伸びたから、こういうパターンは狙えるんだな」と分析する方がいます。
確かにその方法をとれば、確実に動きがあるときの入り方がわかるだろうし、タイミングも目に見えてわかると思う。
でもそれはチャートが動いた後の「単なる結果論」であって、前から見た場合に予測できる事はほぼ不可能に近い。
常に毎回ランダムで構成されるチャートの動きを上記方法で分析してたら、それこそ無限にエントリー方法が構築されてしまい、とてもじゃないけど使えるものではありません。
あくまでも「確率的に伸びにくい伸びやすい、レンジになりやすい」といった判断をするのが精一杯であって、
後付けで見て「1 +1 = 2のような見方」をするのはナンセンスです。
チャートに方程式のような判断基準は存在しないし、それができるのであれば数学者や経済学に精通した人間が大金を稼いでいるでしょう。
しかし、実際は誰も稼いでいるわけではなく、ノーベル賞をとった人間ですらファンドを立ち上げて数年後には破産させています。
勝率は後から見れば90~100%に近い完璧な手法が出来上がるけど、それを相場で体現できれば誰も苦労しません。
もしそのような勉強の仕方を繰り返しているのであれば、必ず前から後ろへチャートを見る癖をつけ、そこで生じる形や動きのパターンなどをひたすら研究して、トレーダーとしての目を養っていくことをお勧めします。
FXの勝率は優位性を見いだせば「単なる結果的な数値」となる
ここまで紹介した「明らかに偏った」勉強方法やチャートパターンの見方は、勝率という数値を上昇させるためだけのやり方です。
トレーダーとしてのスキル向上を目指す方法と全くの真逆だし、そのまま頑張っても利益を出す事は難しいでしょう。
しかし、
勝率でなく手法自体にトータルでプラスを積み重ねていく優位性の構築
これができれば、勝率はただのトレード後に算出される確率であって、それが低かろうが高かろうが問題にはならないのです。
この重要性を再認識する必要があります。
pipsが獲れてれば「適切なトレード」と言える
仮に勝率が低かったとしても、毎月の獲得pipsが合計で100pips・200pipsと獲れていれば、その手法は勝率が低くても優位性ある手法だと表現できます。
勝率がそこそこでもpips的に獲れている場合、それは非常に優秀ってことです。
FXを長期的に行っていくのであれば、ここを重視しなければいけません。
仮に30~40%であろうと月単位でpipsが獲れてたら十分。無理に勝率を上げると、逆にパフォーマンスが低下する可能性だってあります。
手法の中身によって大きく変わる
世間では「勝率は60~70%以上がいい」とか色々憶測が広まってるけど、何を根拠に述べているのか意味が分かりません。
全ては「手法の中身」によって全部変わります。
・その人のトレードスタイル
・損切りはどうするのか?
・利食いはどう決めるのか?etc…
そういった細かい条件やルールを全て組み込んだ上で、最終的に勝率は算出されます。
ちなみに私だとトレード総括で勝率を参考に書いてはいるものの、
基本的に「勝率向上」を意識してトレードした事がありません
何故なら、月のどこかで大きいのを獲れればいい感覚でトレードしてるし、噛み合わない時は「ちょいプラ・ちょいマイナス」で切る事しか考えてないからです。
勝率が25%・30%レベルでも月単位で勝てる時は勝てるし、トレードは全員がそれぞれ違った方法で行っています。
そこに「勝率は高くないと絶対にダメ!」といった固定概念を持つべきじゃないし、リスクリワードを意識したトレーダーの殆どは負けてるんです。
だから、世間の言い分など間に受けてはいけません。
優位性が手法に構築できると気にならなくなる
チャート勉強を必死に行って優位性を身に付けたトレーダーで、勝率のことをわざわざ自慢げに話す人は全くいないし、むしろどういった時に適切な対応をするかといった話の方が多くなる。
要するに、勝率が高かろうが低かろうが、優位性を構築したトレーダーにとっては関心がないんです。
勝率が低かったとしても月単位でプラスなら何も問題ないし、それよりも自分が行ったトレードの反省や改善に勤しむ方が、後々の利益につながるわけです。
ゆえに稼ぐための方法として「勝率を軸に考える」のはナンセンスであり、いかに手法へ優位性を落とし込める「最善となる勉強方法」を行うかが鍵となります。
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FXで勝率じゃなく「優位性の構築」を軸とした勉強方法
ここまでの話で、
FXが勝率ではなく「優位性」を根本とし、それが結果としてプラスになっているか否か
この考え方が求められる事について、よく分かったと思います。
以降では、その優位性の自らの手法へ構築していく具体的な方法について。詳しく手順を紹介します。
(1)真っ白なチャートに書き込みを繰り返す
まずFXを本気で勉強したい人は、この作業を誰よりも徹底して行ってください。
特にこれからFXを始める初心者は、絶対にこの道を避けて通っちゃいけません。
よくブログやYouTube動画でおすすめするスタート方法として、
・デモトレードを始める
・テクニカル分析を学ぶ
・誰かの手法を真似る etc…
いかにもセオリーのように話してますが、それを実行して9割近くのトレーダーが成果を出せずにいるんです。
つまり、ほとんどの人が歩く道のりに沿って取り組むのではなく、
誰もが嫌がるような「辛い勉強」へ積極的に励む方が、自身のトレードスキルを最短かつ効果的に伸ばしていく方法になり得ます。
FXで稼ぐための長い勉強期間を確保しましょう。
医者や弁護士が稼ぐまでに、どれだけの時間や労力を費やして上り詰めたのかを考えれば、たった数ヶ月や1年程度で稼げる思考はもう出ないはずです。
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(2)チャートの研究・分析だけを「半年~1年以上」行う
そして先程の延長線上となりますが、ここでひたすらチャートを見て勉強するのを省略してはいけません。
・チャートの見方が分からない
・どっちに動くのかすら予想もつかない
・何を書いたり線を引けばいいのか etc…
いろいろな悩みや考え事が出てくると思う。
でもそれは当たり前なことであって、今までまともにチャートを見たことない人が「綺麗な勉強」で進んでいける訳がないんですよ。
そういう時は、どうしても何らかの答えを持ってしまいがちですが、FXにそもそもの答えという概念はありません。
だからこそ、自分で必死にチャートを分析し様々な動きをインプットしては、自分なりの考え方を書き込んでアウトプットしていく。
これをひたすら繰り返すことによって、
・この動きは伸びていく可能性が高い
・チャートがこんな動き方をすると反転率が少しずつ上がっていく
・汚い動きの時はどっちつかずの動き方をしやすい etc…
こういった情報が徐々にまとまります。
FXの勉強でチャートを研究したり分析する重要度は、個人的に全体の80%近くを占めていると考えています。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それだけ長い時間を地道な努力に費やすことが、稼ぐトレーダーとしての強い地盤を形成していくことに繋がるんです。
ただ、ここで殆どのトレーダーは挫折したり面倒になってデモ・リアルトレードに進みますが、蝉の幼虫のようにいつか日の光を浴びることを励みにして、誰よりも地道に泥臭く勉強しましょう。
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(3)十分に下積みを行ったらデモトレードと併用する
ここまで徹底して長い時間チャート勉強を行ってきたのであれば、チャートの流れに対する見立てや判断基準がある程度備わっていると思います。
その経験や知識を持ってデモトレードを行ってください。もちろん、今まで過去チャートの勉強は並行して行いましょう。
デモトレードは、端的に言えば模擬試験・試合のような本番を想定したものであって、
何も下積みがない人や初心者が行ったところで、ただトレードで遊んでいるだけの状態になるのが関の山です。
しかし、十分なインプット・アウトプットを繰り返した人にとって、動くチャートから得られる情報は非常に有益なものとなります。
ここで大事なのはデモトレードで成果をいきなり出そうとせず、
とにかく自分の見立てや判断基準等で少しでもエントリー出来そうなら積極的に行い、損切り・利食いも「自分なりの考え」で行っていくことです。
過度なエントリーや損切りのミス・早すぎる利食いなど、いろいろな失敗を経験するでしょう。
しかしそれをトレード後に反省することで、原因及び対策を着実に立てていくことができます。
この対策や改善こそが、後々の手法に関するルールへ変わっていくのです。
故にデモトレードは成果を出すことでなく、ゴリゴリとトレードを行って「反省から手法の構築及びルールの編成を行っていく場所」と考えましょう。
(4)手法の優位性が確信に近くなったら統計取りへ
自分の手法が明らかに相場に対して優位性を持っていると、pips・ルール的にも確信に近いものが持てるようになったのであれば、統計取りを行いましょう。
それでようやく優位性が「統計的な数値」として算出され、自分の手法に太鼓判を押すことになります。
もちろん、統計取りのチャート期間は数ヶ月や半年レベルの枚数では足りません。
最低でも1年以上、折り合いをつけて2年、理想は3年分の取り扱う通貨ペアを検証していきたいところ(枚数で言えば少なくとも1000枚、理想は2000枚以上を検証に使いたい)
この作業が1番辛く時間のかかるポイントでもありますが、自分の手法を何回もルーティーンのようにトレードすることで熟練度が上がりますし、細かい改善点や見直しを統計後にするきっかけにもなります。
ここまで到達した方は、その後に最終調整でデモトレードを数ヶ月行ったりしてもいいし、全くメンタルに負荷がかからない数量で調整しつつ始めても良いでしょう(リアルなら1000通貨単位以下からを推奨)
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以上が優位性を構築するための勉強方法となりますが、どこの文章にも「勝率を意識した内容」が全くなかったことに気づいたかと思います。
それだけ勝率は過度に意識する必要がないもので、かつ単なる結果的な数値でしかないんです。
優位性のある手法が出来た後は、それに沿って同じ事を繰り返すだけなので、
勝率が一時的に低かろうが高かろうが、関係ありません。
だから勝率を意識して手法を作るより、
優位性のある手法を構築して、トータルプラスを追求
これを意識して取り組むことをオススメします。
トレーダーとしての進捗度を遅らせないためにも、まずは少しづつ「嫌なチャート勉強」から始めていきましょう。
そうすれば自ずと勝率なんて気にしなくなるし、勝率よりも大事なもの(チャートの相場観・形や動きのパターン等)がある事に気づくハズ。
そうやってトレードスキルは形成されます。
今回の記事を通して、少しでも多くの方に「勝率」ではなく「優位性の探索」を始めてもらえれば幸いです。
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