おはこんにちばんは、レギオンです。
専業トレーダーという言葉を聞くと、
・莫大な利益を毎月叩き出している
・誰もが憧れる高級タワーマンションに住む
・ハイブランドな服装を着たり贅沢三昧の日々
このような生活や暮らしを送れる「夢のある職業」として考える方も少なくありません。
それに憧れ、フライングスタートで脱サラする人も多く見受けられますが、
殆どの人が「目先の稼ぐ金額」に目を奪われている気がしてなりません。
もっと過酷なダークサイドの部分にまで目を通しておかないと、仕事を辞めてから後悔したって後の祭りになってしまいます。
今回の記事では、
・専業トレーダーの現実
・専業トレーダーの圧倒的デメリット
・目指す場合に用意すべき資金など
以上3点を重点的にお伝えします。
完全専業トレーダー視点でお答えするのは難しいですが、専業の知り合いから聞いた話などを踏まえ「限りなくリアル」に書いていこうと思います。
目次
FXの専業トレーダーは「確実に稼げる」のが大前提
そもそも、専業トレーダーって何かしらの定義があるわけじゃないので、見解に個人差が出るカテゴリーになりますが、
トレードだけで日常生活に至る全ての支出をカバーでき、かつそれ以上の利益を安定的に稼ぐトレーダー
私が定義付けるなら上記となります。
FXの利益とは別に会社から給与を得たり副業で稼いでいる場合、この基準でいうと兼業に該当します。
端的に言えば「トレードオンリー」で生きている人です。
トレードしてる側からすれば「究極形」に見えるし、贅沢三昧の暮らしが待ってるように見えますが、実際はそうでもありません。
逆にトレードだけで食ってるからこそ、キャッシュは手元に出来るだけ留保しておきたいし、家族がいる方は別に不動産の定収入を検討するなど、常に見えない不安と戦っています。
むしろ、稼ぎ倒している人ほど自分の引き際を考えたり、守りに入っていく傾向が専業者の話を聞いていると強いです。
専業トレーダーは「1本」になることを勧めない
FXで専業トレーダーを目指すのは恐ろしく難しく、先ほども書きましたが個人的にはお勧めできない職種です。
今までに専業トレーダーへお会いしたり、コンタクトを取ったりしたことがありますが、
FXの専業トレーダーが「楽しすぎる!素晴らしい!」と言ってた記憶がありません。
むしろ、今までの苦労話だったり大損した話だったりと、マイナスの話しか覚えてない。
その方々は意味不明な金額を稼いだり、数量に至っては3桁以上を当たり前に扱う方々でしたが、
あくまでも「地獄のような日々」から生還したのが前提です。
大体の方が、チャートを見まくったり検証漬けの日々と言ってたので、それを専業レベルにまで昇華させようと思ったら、その努力は想像を絶するものがあります。
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FXの専業トレーダーへなるため「根本的に」必要なこと
もちろん専業トレーダーとなる以上は、
・事前に相当な金額を稼げている
・十分な資金の蓄えがある
・最悪負けが続いても数年間は生きれるetc…
これらが絶対的な前提となりますが、それらを短縮して専業スタートができる「スーパーショートカット」があります。
それはそれは簡単な話で、
今月で会社を辞め、自分で「専業」と名乗ればおわりです。
世間はどう見るか分かりませんが(笑)、専業トレーダーという職業が国で決まっているわけでなく、言ってしまえば○○コンサルタントのようなもの。
自分で先物の専業トレーダーと自称することも出来るし、株の専業と周りに言う事も出来る。
とにかく自分が会社を辞めて「無職」と自覚するのでなければ、それはFXで稼ぐために特化した専業トレーダーになったと「ある意味で」言えます。
ふざけて書いたと思うかもしれないですが、単純に専業トレーダーを始めたい場合はこれで終了となります。
もちろん、このようなステップで稼げる人は10000人いて1人ぐらいだと思うし、
「ただ専業になる・専業に成る」では意味が全く違います。
会社を辞めてから暫くは失業保険や貯蓄で凌げたとしても、以降で利益が出ないのに専業トレーダーと自称していては、何のために会社を辞めて投資の世界へ飛び込んだか分かりません。
専業になろうと思えば「誰でも」簡単になることは出来ますが、絶対に意味を履き違えてはダメだし、稼げない状態でなること自体が自殺行為です。
FXだけで生きる覚悟と自覚はあるか
専業トレーダーとして生きていく場合、途中で諦めず歯を食いしばるのは当たり前に必要です。
さらに合わせて必要となるのが、
FXの専業トレーダーが社会的にどのような地位・状況にあるか?
これをどれだけ自覚しているかです。
普通に考えてみましょう。ある時友人と飲みに行って「今何の仕事してんの?」と聞いたとき、
「今はユーチューバーやってるよ!」
こう友人に言われたら、あなたはどのように感じますか?
それと同じで、もし自分が聞かれた時に「FXの専業トレーダーやってるよ!」と言えば、相手はどう思うでしょうか?
どう考えたってポカーンか苦笑いするでしょう。
また、社会的に見てもFXトレーダーに信用は何1つありませんし、何のステータスにもなりません。
賃貸物件を借りることはおろか、下手するとクレジットカードすら作れません。
FXの専業トレーダーを目指すって事は、これらを当たり前に知っててかつ「開き直るレベル」でないと、必ず途中で潰れます。
稼ぐ以外にも、専業はあらゆる面でデメリットが生じるため、それすらも許容した上でトレードへ打ち込むことが必要となります。
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【補足】安定収入があるなら無理して目指す必要はない
ここまで書いたのは序の口ですが、FXの専業トレーダーはイバラの道でしかありません。
しかし、サラリーマンであれば必ず毎月決まった収入が手に入るし、
それを無理に放棄する理由がありません。
失敗しようが何しようが、毎月必ず固定給が入るのはこの上なく素晴らしいことだからです。
これがもし専業になったらどうでしょうか?
給料を良くも悪くも決めるのは自分次第で、稼げなければ貯金を切り崩していく羽目になる。
それに対して、会社で働きながらFXを兼業で続けていれば、仮に損失が大きく発生したとしても給料で何不自由なく生活する事が可能です。
この保証は、専業だと絶対にあり得ません。
専業トレーダーを目指す気持ちも分かりますが、
今の収入を大事にしつつ、FXも大事に扱っていく二刀流
これが現状ではベストなスタイルではないかと思う。
目指すなと否定している訳じゃなく、別の選択肢をとる事も出来るんじゃないのか?とお伝えしたいだけなんです。
それでも専業トレーダーを目指したい方は、以降のデメリットを踏まえて「総合判断」していただくのがいいと思います。
FXで専業トレーダーになる圧倒的なデメリット3選
一見すると、専業トレーダーは金銭的に華やかな毎日を送れると感じますが、
それとは正反対に「世間の目」は冷ややかなものと言っていい。
ここからは専業を目指すことは、どれだけ苦難が待ち受けているかについてご紹介します。
1.現代社会は「無職レベル」で扱う
専業トレーダー?専業主婦の間違いでしょ?
稼げるわけないんだから、コツコツ働きなさい
あそこの○○さんって、いっつも家にいるのよ?
まず専業トレーダーという職業自体が日本で認知されてません。
海外だと投資の普及で理解はありますが、日本では働くことが嫌になった「人間のエゴ」としか解釈されず、その位置はかなり底辺といって過言ではないです。
また、専業トレーダーは社会的に信用が全くないため、家を借りたりローンを組んだりするのが極めて困難。
だからローンが通りやすい「勤務時代」に買った人もいるし、ニコニコ現金払いで購入した人もいる。
さらに専業トレーダーでマンションを借りる際、ユミンコさん(私のおすすめブロガー)も下記のように言及しています。
大家さんには「IT関係の会社で働いています!」と言って通しましょう。
仕事内容を聞かれたら「Javaの動きを見て、タイミングが来たら相手先に注文を出すんだ♪」
すると、大家さんは意味プーだから突っ込まなくなります。
通常の賃貸なら辛うじて逃げれそうですね(笑)
とはいっても、自分の住む場所を借りるだけでこの労力は地味に大変です。
2.安定したキャッシュ・インフローの保証がない
そして何よりも、専業は金銭の保証がありません。
むしろリアルタイムで損失が口座から引かれる、ヤクザもビックリの「合法的なスピード回収」が待っています。
月に5~10万稼げるんだし、会社行かなければもっと稼げる!
こういった自信をマーケットはいとも簡単に潰すし、更に定収入が無くなった事実が足枷となり「本来のトレード」が維持出来るかも怪しいものです。
稼げないと今の場所に住めなくなるんだから、そのリスクはサラリーマン時代に比べ圧倒的に膨大となるでしょう。
専業になりたい思いより、安定的に稼げる「現実的な」キャッシュを生む力
これが自分にあるかを最優先して見て下さい。
3.社会復帰するのが著しく困難
FXは負けてもデモへ戻って鍛錬すればいい話ですが、
辞めた会社は、出戻りといった「都合のいいUターン」を了承するほど良心的ではない。
会社で役職があって月に手取り30~50万稼いでいたとしても、会社を辞めればそっから無職です。
再就職しようと思っても、理想の環境は99.9%ありません。
また無職の期間が長いほどキャリアに傷がつき、再就職する際に「専業時代の説明」が困難となります。
仮に再就職しても元のキャリアとは程遠い仕事内容でしょうし、収入も一気に激減することを覚悟しないとダメ。
仮に専業になったとしても、この先ずっと稼いでいける保証は何一つありません。
相場は常に変化するし、今の手法が通じなくなる可能性も十分にあります。
専業トレーダーは言ってみれば、自ら「プロ野球選手だ!」と名乗ってるようなものです。
相場という打席に立てば、ピッチャーは容赦なく豪速球を投げてくるし、ハンデをくれたりは一切しません。
専業ってことは、稼ぐ事が当たり前に求められる「プロ中のプロ」だからです。
そこまでしても「勝算」があるのなら、会社を思い切って退職し「第2のキャリア形成」を目指すのもありですが、
専業トレーダーへ転身後、たった1年で退場
これは笑うに笑えません。
それぐらい既存の環境を大きく変えてしまうことは、専業をする以前の問題でもあるのです。
【補足】目指す場合の社会的ハイリスク集
ここまでの社会的にハイリスクと思われる内容をまとめると
・稼げないと兵糧攻め(貯金の切り崩し)
・社会は1度抜けた「あなた」を容赦しません
・周りは村八分のように「あなた」をVIP待遇
・家族はスリリングなお金の動きを体感できる
こう見ると、専業ってリスキーな内容しか殆どない(笑)
メディアは常に我々へ夢を与える告知をしますが、実際のところはこれが現実。
いい部分も頑張って書こうかと考えました。
でも考えれば考える程、悪い部分しか思い浮かばないんです。
しかも私自身が専業路線に向かわず、FXを軸にして「多角的なキャッシュフローの源泉」を作ろうとしているため、間違いなく専業に対する怖さがある。
専業で成功すれば何でも叶うのは間違いありませんが、そこまで辿り着く人間なんて10000人目指す人がいれば1人いればマシでしょう。
ここまでが、専業トレーダーを目指す上で待ち受けている主なデメリットとなります。
それを踏まえた上で専業トレーダーの道を志す方は、以降で紹介する「具体的内容」を参考にしてもらえれば幸いです。
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FXで専業トレーダーの必要な稼ぎについて
専業トレーダーと名乗る以上は、ある程度の金額を稼げてないと話になりません。
むしろ「ある程度レベル」ではなく、周囲から羨望される利益が必要となります。
また、どれだけやる気があるとか関係なく、専業を目指すからには客観的に見て「当たり前に稼いでいる」のも前提となります。
下記では、個人で専業トレーダーを目指す方向けに説明します(家族持ちで専業になるのは、極少数派だと思うので割愛)
稼ぐ金額で目安は「最低でも」月50万円
この金額については「実家 or 一人暮らし」で必要な金額に差が出ますが、あくまで専業トレーダーとして今後も活躍する前提で、それを胸張って言えるような金額とします。
さすがに月の利益が10万20万稼いでだからといって、
俺は専業トレーダーだYo!
これで個人投資家は恥ずかしい(笑)
資金的にも周りがビックリするような額ではないし、むしろ「兼業でしっかり頑張っていれば?」と助言がありそうな額です。
あくまで、私が必要だと思う本当に最低の金額ですが、
・毎月の利益が最低50万以上
・月平均して最低50万以上
上記金額は絶対必要だと考えます。
2つ目に関しては、年間利益が600万以上って意味で捉えて下さい。
理想的な稼ぎは毎月70~100万円以上
上記に示した金額は「あくまで」専業トレーダーとして最低基準の稼ぎですが、
理想は不調時における利益の上下も踏まえ、月70~100万以上は確保したいところ。
この金額については、専業としてのメンタル維持・利益の上下を考慮した額となります。
投資は月によって相場と手法が噛み合わず、「全くとして獲れない時」が必ずどこかで存在します。
その際に収入が50%未満まで落ち込んだ場合、月50万の稼ぎが100%だと自分の生活にまで害が及んでしまう。
一度恐怖すれば、次の月に影響を及ぼさないと「100%断言する事」が出来ないのが人間です。
だからそこまで考慮して考えるのであれば、月70~100万以上の利益が資金的にもセ-フティな金額とも言えます。
この辺は手法やトレードスタイル等によって異なると思うので、最低50万~100万の範囲内で考えるのがいいでしょう。
【補足】稼げてない人には10000%勧めない
まさかとは思いますが、まだ稼いでないのに「見切り発車で」専業トレーダーは絶対にやめましょう。
仕事も辞め、失業保険も使って悠々自適といった発想かもしれませんが、
その後は定期的な収入もなくなるため、稼げない場合は貯金が減る「ジリ貧状態」となります。
そのような状況下で冷静にトレードして稼げるとは到底思えませんし、そのまま貯金が尽きるのは目に見えています。
そんなハイリスクしかない未来へ身を投げるよりも、
今安定収入がある状態でトレードを勉強し、少なくとも年間を通して自分の年収ぐらい稼げるになってから
その時に改めて考え、ドロップアウトしても遅くはないと思う。
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FXで専業トレーダーが用意するべき資金
ここからは、専業を目指す方が事前に用意しておくべき資金について説明します。
トレード用・生活用・緊急用と大きく3つに分けて考える方がいいでしょう。
1.FXの口座資産
2.生活費
3.緊急用のキャッシュ
以前に専業の方から聞いた内容などを基に説明します。
FXの口座資金
私の経験論ですが、今後の個人に対するレバレッジ規制(10倍も想定)を考えれば
最低300~500万円は必要かと思います。
法人口座・海外口座にすれば抜け道はありますが、諸費用・高い税率がかかるので採用してないという前提で。
スキャルピングみたいに一瞬でトレードが終わるなら別ですが、
・複数の通貨を同時に発注
・注文自体が積み重なるスタイル
これらの場合は、嫌でも数量との関係で「日本のしょーもない規制」が邪魔をしてきます。
100~200万でも少なくはないように見えるけど、連敗したりする可能性を考慮すれば「精神的に余裕のある資金」がメンタル的にも楽です。
初期投資が100~200万だと心細く感じてしまうため、私はオススメしません。
数量を上げていく前提なら、理想として500~1000万の軍資金を用意したいところ。
生きる為の生活費
残念ながら資本主義の世の中、人間は日々生きるためにお金を消費しないといけません。
これは専業トレーダーも当然のことです。
仮に専業デビュー時で0円スタートのケースだと、明らかに生活費がFXの口座資金から捻出する事になるので、
それはトレードと生活が混合され「大変な事態」を招くから、絶対に避けないとダメ。
ゆえに資金をある程度準備しないといけないのですが、これも1人暮らしか否かによって変わります。
まず一人暮らしにかかる費用の平均が
・家賃 7万
・光熱費7500円
・通信費1万2千円
・食費5万
・娯楽・交際費2万円
・雑費2万円
合計約18万円
大体このような金額になるようです(KAUMO参照)
さらに会社を辞めるため、これに国民年金・国保・住民税もプラスされる事を考えれば、大方で「22万円以上」は必要となります。
更に別件で必要な費用が生じたりする事も踏まえると、月に25万はかかると認識した方がいいと思います。
もちろん、住む場所を変えたり節約することで「15万~20万程度」に抑えることも可能だと思いますが、
自分以外に稼ぎを頼る事は出来ないから、多めに計上しておくのが当たり前。
知り合いの専業トレーダーが言う目安として、6ヶ月~1年分の生活費は資金として用意しておいた方がいいそうです。
そうなると、最低でも「25万×6ヶ月=150万」はFX口座とは別に用意しなければいけません。
「上記金額が貯めるの難しい!でも専業トレーダーしたいもん!」という方は、
両親に全てを打ち明け、了承をもらった上で「実家」にて専業を始めましょう。
その方が資金的にも浮くし余裕が出来るから。仮に家へ月に3~5万入れるにしても、明らかに1人暮らしの費用より最低50%は軽減されます。
何が何でも叶えたい夢があるのなら、脛をかじり倒してでも事を進めれるハズだと思います。
それは手段であって何も恥ずかしいことではありません。
現に私は専業じゃありませんが、子供部屋おじさんとして実家を24時間守ってます(笑)
緊急用のキャッシュ(保険加入も必須)
これは普段絶対に手をつけてはいけないお金ですが、自分の身にこれから何が起こるか分かりません。
その為の予備資金であって、決して大きな損切りをした際の補填と考えてはいけません。
最低でも100~200万は欲しい。
また、事故や災害に巻き込まれる可能性まで考慮すると、保険にはかならず加入をしておきましょう。
生活費と貯蓄は絶対に無視できない問題
ここまでの金額をまとめると、
1.FXの口座資金
300万~500万程
2.生活費
1人暮らし 150万~300万以上
実家暮らし 100万~200万以上
3.緊急用資金
最低でも100~200万以上
合計600万~1000万の最低ラインが、現業トレーダーとして生きる為に用意する「現実的な金額」だと思います。
これは「あくまで」事前に準備しておく資金であって、以降はFXで生活費を稼ぐことはもちろん、
それを大きく上回って「貯金」もしなければいけません。
別に緊急用のキャッシュがあるとはいっても、仮に長期的にトレードが出来ず収入が一時的に無くなってしまった場合、その際に全く補えなくなる可能性が非常に高い。
その為の「資金留保」が必要となります。
例えば、生活費を上回った余剰が50万利益として発生した場合、
「それを口座に残した状態で、レバレッジ上げるために役立てた方がいいんじゃないの?」
こういう意見が上がるかもしれませんが、まずは何よりも「不確実性への対策」が絶対優先。
訳の分からないLCで資金が一気に吹っ飛ぶ可能性もあるし、今は健康でも突如の怪我や事故で「入院するリスク」も考えられます。
故の対策であり、口座から資金を切り離せば「減ること」は絶対にありません。
【補足】知り合いの専業トレーダーより伝えてほしいこと
専業トレーダーは、稼げば自分や周囲に「青天井な幸せ」を与える事は可能ですが、現実はそう甘くありません。
知り合いの専業さんから、「これだけは絶対に伝えろ!」と言われている内容を紹介します。
・専業はどこからもお金が借りられない。世間的には何も信用がないから、クレジットカードすら作れません。
・以前はサラリーマンでしたが、数年前クレカを再発行する時に会社勤めしてないのがバレてしまい、再発行ができませんでした。
・年収証明なんて提示しても関係ありません。賃貸でマンションも借りられない!
・海外旅行ではクレジットカードが身分証代わりなので恥ずかしい思いもするし、ETCカードもダメなんで(笑)
上記が専業トレーダーからいただいた内容ですが、想像以上に社会的信用がありません。
つまり、資金・肩書きがないと「誰から」も信用されないんです。
あなたがどれだけ専業トレーダーとして活躍していても、社会の大半がプープープーにしか見てくれない厳しい現実があります。
会社を設立した上で保険も掛け、経営者として世間で振る舞うのがいいような気もしますが、必要経費も当然増える。
社会的な信用が低いということは、その影響が少なからず周囲に及ぶ可能性もあるでしょう。
そういった事も踏まえ、
本当に専業で投資を生業としてやっていけるのか?
ここまで深く考えて決断をしないと、絶対にFXの専業トレーダーは無理だと私は感じました。
なので、私はFXを軸にしつつ「ブログ・スクール・不動産等」をビジネスに繋げる方向選択をしましたが、専業を選ばれた方の意志や目標については素直に憧れますし、心から応援したいです。
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FXの専業トレーダーは過酷でも「稼ぎの恩恵」は計り知れない
以上が、専業トレーダーを目指す方へお伝えしたい「現実・」についての内容となります。
先ほど書いた金額は必死に貯めれば8年~10年で貯まりますし、その働いて貯めてる間に並行してFXに関する知識やトレードスキルを鍛えていけば、
投資家としての力は、リアルトレード前であっても「異常に」伸びているハズです。
トレードを生業として成立させるのは非常に難しいですが、大企業の役員報酬ですら簡単に超えていける可能性をFXは秘めています。
下手すれば、毎月4桁に達する金額を稼ぐ人すら「当たり前」のように出てくるでしょう。
あらゆる面において専業はハイリスクですが、受け取る金額も場合によっては「エグゼクティブな数字」となってくるのです。
トレーダーとしての準備は絶対に怠らない
その魅力ゆえに、専業トレーダーへ早く進みたいと思う気持ちも何となく分かります。
確かに、事前に貯める金額や勉強期間が長過ぎる!と考えたくもなるし、実践で成長していきたいといった気概もあるでしょうが、
副業も一切しないのであれば、どこから資金を安定的に供給出来るんですか?
私だったら、スタート時に1000万持ってても怖いと感じます。
それだけ「自分の力で稼ぐ!特にFXだけで生きていく!」と宣言する事は、
生きる上で、自由ながらも「大きな制約」という足枷を人生にかけるんです。
人間の寿命からすれば、数年勉強に費やしたとしても「たったの数%」に過ぎません。
その時ぐらい、歯を食いしばって泥水すすってでも頑張りましょうよ?
チャートを誰よりも必死に見ては研究し、自分だけの優位性を誰よりも真剣に考え、そして構築する事に全てを捧げるつもりで。
為替のプロとして稼ぐのはそういう事。
専業前の数年間は苦しいと思うけど、専業後の数年間はもっと苦しいと思う。
これが耐えれなければ絶対に無理です。
でもそのような過酷なサバイバルを生き抜き、常に最前線で戦って荒稼ぎしている専業トレーダーがいるのも事実です。
【補足】専業になるかは「最後の最後」に決断してもいい
もし安全に安全を重ねた上で、最終的に専業トレーダーを目指す選択肢を持ちたいと考えられる場合、
私の経験論としましては、
専業を目指しつつも、金銭的な守りに重点を置いたトレーダー
少し矛盾した言い回しとはなりますが、堅く上記を目標にしていくのがいいと思います。
専業を目指しつつも、守りを固めるFXトレーダーを目指す手順としては、下記手順を参考にしてください。
1.専業レベルのトレードスキルを養いつつ、仕事はいつも通りにこなす(正社員が前提)
2.トレードの稼ぎが正社員レベルで安定し始めたら、別に副業を模索し始める。
3.トレードで月30~50万平均で稼げる or 副業と合算で30~50万となった場合、雇用形態を「準正社員 or アルバイトに落とす」
4.トレードの安定と副業を増やす努力をする(仕事は週1~2回行けば最低限の収入となる)
5.「4」の進捗度に応じ、完全に雇用を外れる。副業を続けるか否かは現状を踏まえ考える。
6.「5」の結果、専業で進むことを決意した場合は、副業を止めてトレードだけで稼ぐ
このように、私は専業になることを「最後の最後」まで口酸っぱくオススメしません。
ちなみに私は上記手順を「5」までほぼ忠実に進みましたし、最後の最後までアルバイトを「7~10日に一回レベル」でもギリギリやってました。
それだけ「固定収入のありがたみ」を知っているからです。
しかし、私が知っている専業は「一日で10~50万」稼ぐ猛者しかいませんし、そこまでトレーダーとして成功してる人は、実質的に小数点以下の確率でしょう。
そんな苦難の道を進むより、
ハイリスクと真逆の不動産的な収入を持ちつつ、トレードのリスクを想定範囲内で背負っていく
この方がよっぽど息苦しくなく、毎日を有意義に過ごせるものと考えています。
目指すにしても今の収入は大切です!
F専業トレーダーは聞けば聞くほど自由があるし、100%成果が自分へ跳ね返ってくるため、実力主義を好む人にとっては「最高の仕事」に思える。
しかしそれとは対照的に、目指す上での難易度は考えられない位に高く、そして維持するのも難しいです。
専業トレーダーはある意味自己申告でいつでもなれます。
ですが、今ある仕事は放棄すると簡単に戻ることはできません。
それだけ、今手元に入ってくる安定したキャッシュフローは大切。
今すぐ「専業トレーダーを目指す!」ではなく、
もっと先を見据え、それから専業への道を歩むか否かを決める
これでも全然遅くはないと思います。
私は専業トレーダーを心から尊敬してます。
皆さんも、そんな周りから敬われる・頼られるようなトレーダーを目指して下さいね。
今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考になれば幸いです。
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