【FXの手法】ブレイクアウトを心理的観点から応用すると強い【V字・逆V字】



おはこんにちばんは、レギオンです。

 

FXで稼ぐためには、1割にも満たない少数派の中に食い込む必要がありますが、それをどのように実践していくかは非常に難しい。

 

外人トレーダーの書籍には、「大衆と逆の行動・考えをする事」と詳しく書いてたりもしますが、多くのトレーダーにとって「逆」とは耳慣れない言葉なので、

 

逆をしろと言うが、大衆心理の逆だ!逆だ!って言われても、何すればいいか分かんねぇよぉ~

 

このように悩む方は多いと思う。

 

ですが、FXで上記内容を頑張ることは「必須科目」であり、ここをいかに考え抜き、そしてどれだけ行動へ移す事ができるかによって、今後マーケットで生き残る確率が格段に上がります。

 

今回の記事では、大衆心理をメジャーな戦術である「ブレイクアウト」を例に出し、

 

チャートの見方を心理的観点から捉える考え方

 

上記を中心に、大衆心理と逆の発想とは何たるかを見ていきましょう。

 

【確認】FXでメジャーな手法「ブレイクアウト」とは何か?

 

 

ブレイクアウトとは、チャートがレンジ状態である時に抵抗レートを突き抜け、大きく上昇・下落する波に乗って利益を出す手法をいいます。

 

この手法は古くから多くのトレーダーが用いられており、ブレイクアウトと検索すれば、いくらでもその手の戦術サイトを見つける事ができる。

 

昔に買ったSa○ahっていうカリスマトレーダーの書籍には、ブレイクアウトではなく「sa○ahブレイク」って必殺技っぽく書かれてましたが、全く使えなかったのを覚えています(笑)

 

ブレイクアウトがベストセラーな手法となった理由

 

一見するとシンプルな手法ですが、ブレイクアウトが現代までベストセラーな理由は、

 


エントリーポイントが分かりやすく、かつ使いやすい。

波に乗れたら大きく利が乗る

 

大きく分類すると、この2つではないかと思う。

 

レンジ相場の上下ライン手前や、少し抜けた部分で入る簡単な見方・エントリーの仕方、これらはチャートに水平線さえ上下に引ければ問題ありません。

 

その上逆指値でエントリーする方法を採用すれば、忙しいサラリーマンでも監視できない時間にマーケットへ参加も可能。

 

更にオバケ相場になると、リスクリワード的にも綺麗な損小利大を形成できるのも強み。

 

故に初心者~中級者まで幅広く使えるため、商材として販売されたりもする人気手法なのです。

 

【デメリット】ブレイクアウトの使い勝手は非常に悪い

 

書いてある内容だけを見れば、使いやすくて簡単な良い事ずくめに見えますが、

 

実は使いどころがメチャクチャ難しい。

 

手にとって実際に使ってみると、非常に難易度の高い手法だと分かる。

 


ブレイクアウトのデメリット

・とにかくダマシが多い

・波が綺麗に伸びる事は多くない

 

まずブレイクアウトの条件に該当するレンジ相場が出たとしても、

 

抜けてはすぐに戻って損切りになる

 

このパターンがとにかく多い。

 

またブレイクアウトが成功したとしても、そのまま上昇・下落を続け、理想の利食いが出来るのは僅かな回数に限られる。

 

このようにブレイクアウトは、手法構築に関して初心者でも取っ掛りとして取り入れ易い反面、

 


・徹底した損切り管理

・エントリーできる相場の絞り込み

・厳密なルールの編成etc…

 

非常に高度なトレードスキルが問われる。ではブレイクアウトを冒頭で書いた

 

「逆に使う・逆の発想をする」

 

これを使ってトレードするためには、どうすればいいのかを見ていきましょう。

 

FXの手法でブレイクアウトを心理的に考える【V字・逆V字】

 

 

ブレイクアウトを周りと違う観点から考えるにあたり、

 

書籍やセミナーで学んだ一般大衆が、どう考えてエントリーや損切りをするのか?

 

そこをチェックします。

 

まずブレイクアウト自体に「騙し」が非常に多いのは周知の通りだと思う。この手法が何の工夫もなく使えるなら、大衆が9割も負けるハズありませんから。

 

なので、典型的なブレイクアウトの騙しパターンを例にとって考えます。

 

王道(セオリー)であるブレイクアウトの入り方

 

 

上画像を使って説明していくと、まずブレイクアウトを期待するトレーダーが①or②で入る。緑□と青□は、それぞれ緑○と青○のポジションを損切りする目安です。

 

①は若干エントリーが早いですが、アグレッシブに初動を狙うトレーダーは入るポイント。②でブレイクアウトを仕掛けるトレーダーは、100円ジャストで入ることはまずありません。

 

抜けたのを確認するため「100.03~05ぐらい」でエントリーするのがセオリーだと、書籍やメディアで紹介されているためです。

 

注意点

③で抜けたラインをレジサポ転換と判断し、順張りの買いを推奨するテキスト手法って多いと思いますが、今回は③を「ショート目線」で紹介するため、順張りロングには触れません。

 

つまり、①~②に関しては誰もが知っており、誰もが考える場所と判断することができます。

 

トレーダーの多くが考えてエントリーするって事は、そのポイントは「高確率で損失が発生する」と同義に近い。

 

だから、ここで発想の転換をしましょう。

 

大衆のエントリーポイントはトータルで負けるんだから、それを基準にしてブレイクアウトを「再構築」すればいいんじゃないのか?

 

それを基に逆で組み立てたのが③~⑤。

 

いきなりでは分かりにくいので、100円をブレイクアウトしたチャートの推移を見ながら、順を追って説明していきます。

 

今回は、100.030で買いと想定して考えましょう。

 

含み益からマイナスへ転落する時の大衆心理の変化

 

 

まず100.10を抜けた段階で含み益は7pipsとなり、100.20の頂点に達した頃には約15pips程の利益が積まれているハズ。

 

この時点で、ブレイクアウトを使ったトレーダーの殆どが勝ったと確信します。

 

このまま更に大きく伸びれば稼ぎも増えますが、上記画像のように「100.20」で頂点となったのを境に、一方的に下落するチャートを見て、買いトレーダーに不安・逃げたい衝動がよぎり始める。

 

そして100.10を切り、③のポイントに達した頃には含み益がプラマイゼロとなり、スプレッドによってはマイナスへ転落するでしょう。

 

もし昔の僕が買いのブレイクアウト狙いで入っていたなら、

 

「何で100.20付近で決済せんかったんやろ」

「何でこんなに落ちんねん!」

 

大体こんな感じで、イラつくか後悔の念に駆られていた事でしょう(笑)

 

とりあえず、チャートの動きによる心理的な変化をザーッと書きましたが、多くのトレーダーが似たような発注をする以上、

 

この「③」が心理的なターニングポイントになります。

 

もしここでロングが踏ん張って強気姿勢を以前と変えなければ、そのまま上昇してブレイクアウトは大成功となりますが、ブレイクアウトのトレーダーで堅実な方なら

 

100.00~03 損切り 

 

建値付近でしっかり逃げれるよう配慮するハズ。少し様子見のトレーダーで100円ジャスト、念押しで100円より若干下のレートでしょう。

 

この100円上のラインで、既に雌雄が決し始めていると表現してもおかしくはありません。跳ね返って上昇すればいいですが、既に多くの買いトレーダーは「逃げの心理」に入っています。

 

もしショートで攻めるとすれば、100.030~100.050

 

リアルタイムでトレードする場合、この辺りの逆指値でトレードしてると思う。

 

逃げる買いを後ろから追いかける形で入るため、心理的な理屈も筋が通ってますし、損切りも逆V字の頂点あたりの100.15~100.20で組めば大した怪我もせず、万一はすぐ逃げることが可能。

 

更に100円を切った段階の「④」で、買いトレーダーの大部分は逃げるので、ここから一気の下落が始まっていく可能性が著しく高い。

 

もし買いのトレーダーを殺すために追撃するなら、この「④or⑤」は絶好のポイントとなります。

 

チャートは「歓喜・期待」から「不安・恐怖」で大きく動く

 

 

では何故③~⑤のポイントでショートエントリーなのかというと、

 

大衆心理が大きく傾く契機となり、かつ損切りが乱発的に発生するからです。

 

まず「②」でブレイクアウト狙いのトレーダーは、間違いなく頂点付近までグイーンと伸びたチャートを見てドヤ顔しているハズ(笑)

 

この時点で10~15pipsの含み利益が上乗せされている状態。もしこのまま上がればブレイクアウト成功となるため、エントリーする機会は見送りとなりますが、

 

そうはいかんのがFXです。

 

ここからはブレイクアウトが失敗し、チャートが下落してくる状況を加味して考えましょう。

 

もしブレイクアウト成功したと思った方が、徐々に不安になるエリア(レート)って、どの辺になると思いますか?

 

僕だったらブレイクアウトで伸びた分の1/2、つまり含み益が半分程無くなった水色四角の部分。もし分かりにくかったら、下記数字を見て「心がグッとくる場所」を直感的に捉えてください。

 

10.0pip
 ↓
8.6pips
 ↓
7.5pips
 ↓
6.4pips
 ↓
5.8pips
 ↓
4.6pips
 ↓
3.9pips
 ↓
2.8pips

 

僕は4.6pipsまで落ちてくると「もう終わるなぁ~」と思う。これは、心理的に不安が増大し始める「契機」となるポイントがそこだって事。

 

言い換えると、そのポイントこそ「恐怖」が心に入り込んでくる場所です。

 

人間心理というのは、初めはいくら平常心を保っていても、途中で心の気圧がプレッシャーによって大きく低下すると、そこへ不安や恐怖といったマイナス感情がジワジワ流れこんでくる。

 

そして、一度マイナス感情で満たされれば「冷静な判断」ができなくなってしまい、多くが身の保身に走ったりといった自己防衛の行動をとるようになる。

 

これが一気に、チャートが総崩れを起こして下落するトリガーとなるんです。

 

FXでブレイクアウトは「心理的効果」を織り込んで使おう

 

 

ここまで、チャートを軸にブレイクアウトと大衆心理の説明を行ってきましたが、ブレイクアウト自体は大半のトレーダーが知るような内容。

 

しかし、FXで継続的に利益を計上できるトレーダーは「全体の10%」もいません。

 

ブレイクアウトをそのまま使ったところで、何の利益も生み出さないんです。殆どのトレーダーが使い方を知っているし、殆どのトレーダーが知っていながらも負けているから。

 

単純にブレイクアウトといっても、稼ぐトレーダーは必ずといって言いほど+α(優位性の仕組み)を加えています。

 

僕の場合は「大衆心理」を基準にブレイクアウトを組みました。これは後になって考えれば、非常に簡単な仕組みでした。大衆と全く逆の発想で組めばいいだけですから。

 

上記のようなプロセスを踏んだ上でエントリーする事を

 

大衆心理と逆を行う

 

僕はこう呼んでいます。

 

ブレイクアウトでも大衆の逆視点から組むと強力になる

 

③で狙うのが抵抗ある方は、抜けたのを確認して④でもOK。

 

矢印はショートでエントリーする際に意識する、ロングエントリーしたトレーダーのポイントを指しています。そして①~⑤は各エントリーポイントと簡単な解説。

 

こう見ると、大衆心理を応用するといっても、実に簡単な発想から使えるのが分かります。

 

後はこの考えに、損切りや利食い・資産管理といった独自の味付けをすればいいだけであって、それで十分に優位性のある手法は完成する。

 

この手法に関してだけでなく、殆どの稼げる手法やルールには「大衆の欲望や恐怖」を基に構成がなされており、

 


大衆が感じる欲望や願望・・・エントリーするか見極め始める

大衆の恐怖や不安が一定点に達する・・・エントリーする

 

概ね、このような構成でズレてないでしょう。稼ぐトレーダーはここまで意識してないかもしれませんが、優位性の本質とは「大衆心理と常に逆」なんです。

 

これを野球で例えるなら、8回まで両チームとも0ー0のまま動かないが、9回表で相手に点数が入りだしたとします。

 

その時は2・3点取られてもまだ強気の姿勢だと思いますが、5点6点取られたポイントで必ず選手の間で「勝てるのか?負けるのか?」といった不安や疑念が脳裏をよぎり始める。

 

そして10点近く取られた瞬間に、殆どの選手は「いかにプロ」でも折れる確率が非常に高いと思う。

 

この折れたポイントでエントリーする。

 

FXではこの入り方こそが、勝つ為の王道パターンなんです。いかに相手の心理変化を読み取った上で、その先のトレードができるか?

 

つまり、トレードは心理戦と言ってもいい。

 

相手が恐怖に染まり出した時こそリスクは軽減され、勝つチャンスが訪れた瞬間なんです。

 

実際のチャートでブレイクアウト騙しが使えた例

 

 

もし僕が朝から晩までPCの前にいれば、上記手法を使いエントリーしてたと感じた場所があったので、それを紹介しようと思います。

 

僕は当時102.600を基準に朝エントリーしてましたが、時間的に瞬殺。というのも、鋭いブレイクアウトが102.500付近から始まったからなんですね。

 

それと同時に、102.60付近でブレイクアウトを待っていた方々が一気に便乗して波に乗ってきます。彼らの入るであろうポイントが「青○」でしょう。

 

それからチャートは、ぐんぐんと上昇して102.80まで到達。

 

この時、ブレイクアウトで入ったトレーダーは「15~30pips」近く含み益が出てる状況なので、まず成功したと喜んでると思う。

 

そのまま上昇したら上記チャートは用済みですが、実際はそこから一気に下落への道を辿ります。

 

ここで問題になるのは、

 

ブレイクアウトで入った人がどこで逃げるか?

 

このポイントを絞る事に集中するんですが、

 

大衆がどこで不安や恐怖が一気に増大するのか?

 

これさえ分かれば、後は逃げる大衆と逆のエントリーをして殺すだけとなります。そう考えると、102.60抜けで入ったトレーダーが心理的に切羽詰まる場所は

 

含み益が半分以下になる102.70以下

 

ここを割った段階で含み益は10pipsを確実に切るため、不安や恐怖が心に流れ込みますが、まだ8~9pipsは余裕があるので、何とか精神的にギリギリ踏ん張っているところ。

 

しかし102.65まで下落したらどうでしょうか?

 

既に含み益は2~4pips程度にまで低下してますし、もしあなたがブレイクアウトでこの状態になったら、頑張ってここから伸びていくと思えますか?

 

心が折れる場所が、反対エントリーする絶好の機会です。

 

黒丸で書いてある部分が、102.50買いのトレーダーからすれば、まさか30pipsまで伸びたポジションが損切りになるとは、思ってもなかったでしょうね。

 

イレギュラーこそ、大衆心理に付け込む隙です。

 

102.80から一気に下落で攻めているショート勢と、102.60のブレイクアウトを失敗して敗走してくるロング勢、これが戦場なら既に総崩れの負け戦。

 

同じように、102.50にいたトレーダーも逃げ出します。

 

102.40以降の下落がキツいのは、一斉に皆が損切りしてショート圧力が増したからで、102円で跳ね返ってるのは102円指値で待ってるロング勢が多いからに他なりません。

 

もし102円から茶色ラインのように伸びた場合は、さっさと逃げればいいんです。損切りになったとしても、軽い軽傷で終わるでしょう。

 

【まとめ】トレードは逃げる相手を心理的に追撃すること

 

このように大衆心理が綺麗にハマると、その逆でポジションをとる事が如何にリスク低減されるか、多少なり分かってもらえたかと思います。

 

もし逃げ道がなければ必死の抵抗を見せるでしょうが、FXには損切りという絶対的な逃げる手段がある。

 

戦でもそうです。完全に逃げれない状況であれば「背水の陣」のように、人間はとてつもない力・潜在能力を発揮しますが、目の前に助かる道がある場合、誰が戦う選択肢を選ぶでしょうか?

 

だから戦は、その時でなく敗走・総崩れした相手を追撃する時の方が、死傷者の数が異常に多い。

 

誰も戦わず背中を向けて逃げてるんだから、後ろから追いかけて槍をブスッと刺せば終わりです。

 

正面切って戦うのでなく、逃げる相手を追いかけて殺す

 

そんな大衆心理の逆をいく手法を、皆様も試行錯誤していただければと思います。上記手法は参考になるのであれば、是非とも使っていただければ幸いです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の現役FXトレーダーで、自身が運営する個別FXスクールの講師。これからFXを本格的に始める方々へ、正しい勉強を教えてくれる場所を見つけるガイドラインのようなブログになればと思い、このFXブログを書き始めました。