おはこんにちばんは、レギオンです。
FXを独学で勉強している方は多く、その方がコツコツ自分のペースで取り組めたり、誰にも干渉されず自由に頑張れると思うかもしれません。
ただ、独学の現実はどうかと言えば、
自己管理しつつ、勉強方法を一切間違わず進めていくのは、至難の業です。
誰にも邪魔されず、自分のリズムで勉強することは、言い換えると「いくらでもサボれる・ズレた勉強でも気づかず進んでしまう」ってこと。
これは長期的に見れば、明らかに大きな時間のロスに繋がるし、最悪はFX自体を勿体無くも諦めてしまう可能性すらある。
今回の記事は、そんな独学の難しさを僕の過去経験を交え、お伝えできればと思います。
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FXの正しい勉強方法に関する動画を重点的にUPしています。
目次
FXが独学だと最低でも3年以上は必要【本気で言ってます】
FXで成功すれば、「タワマン・高級車・高級料理」等を満喫し放題に見えるかもしれませんが、
僕の身の回りで、過去にFXを始めて今も続いてる人は「実質的に0」です。
唯一いるとすれば、SNSで知り合った「一部のお稼ぎになってるトレーダーさん」ぐらいですが、苦労話は想像を超えるようなものばかりで、自分の努力がちっぽけなものとすら感じるレベル。
何が言いたいのかというと、
稼ぐまでには3年・5年と「膨大な歳月」が必要となり、しかもそれが独学だと、尚更多くかかってしまうって事。
いまいちピンと来ない方もいるかと思いますので、今となっては思い出したくない「黒歴史」を踏まえ、ご紹介していきます。
独学で始めた当初は単なるラッキー相場だった
FXを始めた当時ですが、運のいい事に2009年のサブプライムローン終焉期で、全てのクロス円がほぼ底値の状況。
当時は株をかじったぐらいしてましたが、FXには興味が一切なかった。でも、その時付き合っていた彼女から一冊のFX本を渡され、FXを何故かすることに。
確かに書籍を見る限り、今ではありえない利率の通貨ペアが多数ありましたが、
その書籍は2007年に出版された過去の遺物(笑)
2009年のスワップ金利が最悪の水準だった事に気づくのは、もっと後になっての話です(ウルトラスーパーバカ)
そしてショート発注の概念が全くない状態で、とりあえず2万通貨でNZドル円を47円ぐらいで購入しました(2007年の書籍を見てるから、利率が良いと思っていた)
すると、時間が経つごとにみるみる利益は増大。証拠金も徐々に膨れ上がり、以降は単純にロングオンリーの発注。
しかも、損切りを一切入れないストリートファイターで、かつ指値だけは入れる欲の極み。レバレッジもメチャクチャに効かせてたのに、それでも稼げたラッキートレンドでした。
寝る前に適当ロング、朝起きたら「+10万」がデフォルト。
すごい時期だったと思うし、無知って本当に怖い。
口座残高も30万 ⇒ 中古のベンツ(低いクラス)が買えるぐらいに増え、プチ贅沢三昧の日々が続きましたが、そんな簡単に人生は上手くいく訳がありません。
浮かれている横で、地獄の釜が口を少しづつ開いていることに、全く気付きもしないのでした。
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大きな含み損を見て精神的に崩壊【FXから逃げる】
何だかんだで、FXの恩恵を十分味わっていた日々が続いたのも束の間、そこからはドバイショック手前までに50万の損失を出しました。
金額からすれば「少な!」って思うかもしれませんが、当時の僕にとっては大金オブ大金。
その損失を決済した後に精神崩壊が訪れ、FXから撤退する事態にまでなりました(あと1~2週間も続けてたら全資産を失ってたんで、いい損切りだったとも言えなくはない)
一時含み損が「100万」を大きく越えた時の恐怖といったら、たまったもんじゃない。
・歯がガイコツのように、カタカタと1秒間に10回以上鳴る
・背中に氷の塊を押し付けられたような、「リアル背筋が凍る」現象
・初めて本気で、神様に助けを求めるキリスト教信者以上の祈り
死ぬって事は、正にこれと近い気持ちなのかと感じるような、
おそらく、生涯に1回か2回ぐらいの「とんでもない貴重な出来事」を、身をもって味わうことが出来た(笑)
当時としては利益が手元に残っての撤退でしたが、
自分の心は、FXに有り得ないぐらいズタズタに切り裂かれ、その時の恐怖が1ヶ月半ぐらい、僕の精神状態を半うつにした(笑)
港から海の地平線を見る人の気持ちが、その時になって皮肉にも凄く理解出来た。FXへの恐怖を身をもって知った僕は、暫くFXから逃避行の日々を送るようになります。
何とか復活!でも独学の仕方が分からない状況に【樹海へGO】
FXから撤退して約半年後、
ただ、これで終わる訳にはいかない
どうしても成功したい!気持ちが芽生え、FXの世界へカムバックする事になったのですが、駆け出しの僕には、まず何を勉強すればいいのか分からない。
そこで初めに行ったのが、
当時の有名トレーダー書籍を買って勉強する
為替○とかsa○hとかmayu○meとか、それらの本を「宝の山」と見ていた自分がいました(笑)
特に当時は「ブレイクアウト」という手法に驚愕し、出来るとばかりに使い込んでたら、毎日簡単に20~25pips切られる。
この時はデモトレードって概念が頭になかったし、実践で経験積んでナンボ!とか、訳の分からない発想だった。
負けに負け、休日はよく河川敷を走りつつ
「何で負けるんだろう?稼ぐための力がほしい。でもどうすればいいのか?投資が向いてないのかなぁ~」
こんな弱気だった記憶しかない(笑)
確かにこの時は、自分なりに色々と試行錯誤して取組み、めっちゃ頑張ってた記憶はありますが、
致命的に勉強方法が分かってなかった
正にこの一言に尽きると思う。
巷の書籍を見れば稼げると信じてたし、チャートもそこまで細かい分析をしてなかった。
そして努力が、今と比較にならない程に少なかった
周りより抜けて勉学に励んでた事はなかった。そりゃあ勝てる訳もなければ、時間だけが消費されて何も身につくハズがない。
夜になると不安が襲ってきた。
「このまま稼げないで金だけ減るのか・・・」
「将来どうなるんだろう・・・」
何で夜は、寝る前に気持ちが弱くなるんでしょうね(笑)誰だって先の見えないトンネルに入ったら、出口から差す一筋の光ぐらいの希望は欲しい。
でもそれすらなかった。正に「一寸先は闇」の状況が、エンドレスに続いている生き地獄のようだった。
独学時代のバイブルとなる「FXブログ」に出会って変わった
ところがある時に「FXブログ」の存在を知り、多くの稼いでいる方を羨ましく見ている中に、
「他人が嫌いなマイナス思考女のFX日記」という、女性FXトレーダーのブログを見つけた。
おそらくこれが、僕のターニングポイントだったと今でも思いますが、
それからは、彼女のブログ記事を何かに取り憑かれたように、片っ端から読み込んだんです。
ユミンコさんのエピソード
・消費者金融に金借りて資金を吹っ飛ばした
・昼夜関係なしに働いては、必死にFXと格闘
・10円ハゲが数箇所できるぐらい追い込まれる
それでも、常勝トレーダーへ成った彼女の生き方は、笑いつつも本当にカッコいい。
でも、僕が初め見て思ったのは、
ナイス損切り ⇒ 負けてて何がナイスやねん!
大衆心理 ⇒ 意味すら理解できん!
チャート千本ノック ⇒ しんどいのは嫌だ!
これぐらい酷いレベルでしたが、読めば読むほど「スルメ」のように味が出る内容。
頭がフリーズしては柔らかくを繰り返し、少しずつトレードに対する概念を理解し始めていきました。
そこからは完全にユミンコ信者化。
とにかくチャートを見て下さい
⇒ 指示に従います
デモか少額通貨で学びなさい
⇒ その通りにします
統計をとって優位性がないとダメ
⇒ 頑張って作ります
この辺りから、チャートや彼女のブログを「コピペ」した紙を持ち歩き、スキマ時間に見るなどを始めました。
そして家に帰ったら、真っ先にチャート見て、ブログ見てのループ。
そうしていく内に、トレードスキルが遅くもゆっくりと上がり、本格的に勉強を始めて3年半以上と長い月日が経ちましたが、ようやく安定する経緯となりました。
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FXが独学でも、折れなければ「理想」へ必ず近づける
ここまでの話は笑える話に昇華されたけど、もし僕が過去に戻って自分に伝えるなら、
1.正しい勉強方法で行う事
2.人の10倍は努力する姿勢で取り組め
これを必死に説明してると思う。また、ここまで頑張ってこれたのは、
誰にも何事にも縛られず、自由に世の中を行きたい
この絶対に叶えたい目標があったから。
自分の力さえつけば、地球上のどこでだって生きれるし、日々を楽しく生きることだって可能になる。それらのメリットを全て内包しているのが、当時の僕にとっては「FX」だけでした。
もしFXから逃げてしまえば、この先は何やっても途中で逃げ出すだろう。
FXは「結果=稼ぐ力」は直結するダイレクトな分野です。それが出来ないとなれば、他の楽な方向へ自分が流され、ただ一生雇われて暮らす身になるだろうと考えていました。
途中で辞める事は、自分の中で許されなかったんです。
相場で戦う事を降りるってことは、自力で世の中を生きていけないという証明になるから。
執念のような、絶対に成し得たい夢や目標
こういったものが自分自身の中にあれば、途中で挫折して逃げる事はないと思いますので、今からでも構いません。
海外でのんびり過ごしたい
大きな家を買って、家族で暮らしたい
毎日をストレスなく楽しんで行きたいなetc…
自分が思い描く将来を心に刻み、そしてFXへ執念のごとく取り組んでいただければ、必ず結果はついてきます。
FXは正に修羅の道ですが、頑張って下さい。
今回の記事が、少しでも多くの読者へ参考になれば幸いです。
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