FXで失敗する3つのパターンと改善する6つの方法【前編】



FXの世界へ飛び込む際、多くはそれなりの覚悟を持ってトレーダーを目指します。もちろん「絶対に稼いでやる!」と、強い意思を根底に持っているのは当然です。

 

しかし、9割は確実に損失へ追い込まれる世界がFXであって、なかなか自分の思い通りに事が進まず、困っている人も多いはずです。

 

・勉強方法やチャートの分析方法が全くとして分からない…

・損切りや利食いが失敗ばっかり…

・メンタルの弱さを感じる etc…

 

まだこの段階で解決出来れば問題ありませんが、ここをよく分からない状態で進んでいくと、大損・借金・破産の3大珍味のどれかを、最終的に味わう羽目となります。

 

しかしFXを始める人は、誰1人としてそのようなリスクを大げさに考えようともしません。

 

「200万300万の損失とか、誰がFXでそんな失敗するのか?」

 

このように他人事のように見ていても、何故かそういう人ほど恐ろしい確率でドツボに嵌り、含み損や一発勝負で大失敗を起こしやすいのです。

 

つまり、これは他人事ではありません。

 

またFXで「失敗」というのは「負けてしまったトレーダー」だけを指す内容ではなく、全ての過程に潜在的にあるものです。

 

それが下記のように、どのタイミングでどんな形で発動したとしても、何ら不思議ではありません。

 

・今から勉強を始める初心者

・FXに取り組んで数年の人

・実際に何となくトレードしている人etc…

 

残念ながら、既に大きな失敗をした方もいるでしょう。人それぞれ理由・原因はあるかと思いますが、「自分のダメな時期に、ダメな部分とどれだけ向き合えるか?」が非常に重要です。

 

そして、トレーダーとして成長していく為には、「思考の脱皮」を何回も繰り返していかなければいけません。逆にそれをしないで生き残るのは不可能です。

 

そこで今回の前編記事では、FXで失敗するパターンを3つに大別してお伝えします。

 

Youtube

FXの正しい勉強方法に関する動画を重点的にUPしています。

 

FXの失敗はトレーダーの考え方や行動が大きく起因している

 

 

FXトレーダーが書いているブログやSNS関連をチラチラ見ていると、

 

・損切りしないで頑張ったら、次の日に口座がすっからかんになった

・ロスカットをマメにしているのに、いつも最後にドカンと失敗して無くなる

 

という内容を不思議とよく見かけます。

 

こういった記事に目を通していると、無意識に「FXでいう失敗=大損する事」という解釈をしませんか?お金を稼がないと生き残れないのがFXの世界ですから、至極当然といえばその通りだと思います。

 

しかし、FXで最終的に口座残高が無くなるのは結果論であって、その資産が何らかの過程を経た結果、失敗したという最悪の状況を招いたのです。

 

要するに、FXでいう失敗とは「資産を大幅に減少するまでに至った考え方・行動」に起因したトレードプロセスの事を指します。

 

この思考が根付いた状態でトレードを続けてしまった為に、証拠金が大きく目減り・無くなってしまうのです。

 

・明らかに下落トレンドなのに、ロングポジションを手放さない

・過剰な数量で冷静な判断が出来ず、いつもと全く違うトレードをしている

・含み益になるまで絶対に決済しないと決めている人etc…

 

特に上記の考え方は、要注意なのだと思ってください。

 

トレーダーは潜在的に「失敗する可能性」を秘めている

 

実際にトレードせず、FT3を使って過去チャートを見たり、デモトレードで練習している方にとっても、上記の内容は全く無縁な話ではありません。

 

何故なら、初段階で勉強プロセスを大きく間違えてしまうと、それが最後には「失敗」へと繋がってしまうからです。

 

故にFXは、勉強を始める段階からトレード中に至る「全てのプロセス」に関して、大きく失敗する「潜在的可能性」があると表現できます。

 

常に地雷原の中を正しく避けて進めるかがFXといっても、過言ではありません。それだけ道を逸れてしまう(失敗する)と、資産・時間的にも致命傷となりかねません。

 

なので、自分が勉強・トレードしている過程で「どのような状況・方向性」で取り組んでいるかは、失敗を繰り返さない為にも常に意識しておく必要があります。

 

FXで失敗しても「していない」と認識するのが一番怖い

 

FXをしている方の多くは独学だと思いますが、その際に自分がどういう状況でどれだけの進捗度(トレードスキル)にいるのかを、客観的に分析するのは非常に難しいです。

 

例えば始めたての初心者は、書籍に並んでいる有名トレーダーの本や動画などを見て、「その通りにすれば勝てるようになる!」と、疑うこともなく学習していきます。

 

また、ポジションをひたすら抱えているトレーダーは、常にニュースや金利変動を見て「将来的に必ず伸びるから大丈夫!」と思い込んで、長期保有を繰り返します。

 

このように、自分だけの環境でFXをしていると、「失敗しない勉強・トレード」を無意識の内に行っていると、脳みそが勝手に思い込んでしまいます。

 

この一番怖いところは、失敗してても「してない」と誤認している点です。

 

だから、どれだけ自分の勉強方法・トレードスタイルが、意味不明な内容であっても、自分はしっかりFXをしていると信じてやまない状態に、脳みその考えが固まっているのです。

 

自分は成功の階段を上っていると思い込んでいる時ほど、大きくずれて失敗するケースは多々あります。

 

また、その潜伏期間が長くなればなるほど、ガンのように蝕む可能性が大きくなりかねません。

 

故に、FXはどのプロセスでも現在進んでいる方向が、失敗へ向かってないかを正しく確認し、先ほどと同じく、常に自分の舵取りへ気を回す必要があります。

 

FXで失敗する主な3つのパターン【勉強時でも生じます】

 

 

FXで失敗するパターンは、トレーダーのスキルや勉強の進捗度などによって、様々な種類がありますが、大まかにまとめると3つに集約する事ができます。

 

FXで生じる主な失敗パターン3つ

 

1.正しい勉強の仕方から大きく逸脱する(初段階)

2.メンタル的に制御が効かなくなる(自制心の崩壊)

3.手法自体が大損するような仕組み(根本的な問題)

 

「1」が勉強をしていく上での方法的な問題、「2」が精神的な問題、「3」がFXをする上で根底に根付いたトレーダーとしての総合的な問題となります。

 

下へいけばいくほど重要度は高くなり、特に「3」は何もせず放っておくと、「FXトレーダーの生命」に関わってくる可能性があるので、早急に失敗しないための対策を設けなければいけません。

 

では「1」から順に説明します。

 

【失敗パターン1】正しい勉強の仕方から大きく逸脱する

 

FXの勉強を本格的に始める初心者や心機一転のトレーダーは、全員が全員、いきなり勉強の仕方を間違えて転がり落ちていく訳ではありません。

 

むしろ、初めは失敗しないで「正しい方向」へ進んでいるケースの方が意外にも多いです。

 

チャートって初めて見たところで、何の動きがどうなるかも分からないじゃないですか?これはどの職種でもスポーツでもそうですが、だからこそ我々はメモを取ったり、動画を撮ったりして研究します。

 

それと同じで、FXも分からないから「純粋」にチャートを観察したり、研究したりするのです。

 

例えば、時間足を長期から短期に変えて見たり、チャートを印刷して線を引いたり思った事を書いたり等、素直な勉強をしている内は「素直」にチャートが、実は見れているのです。

 

でも学校の勉強と同じで、チャートをある程度見ていけば、途中で必ず「壁」にブチ当たります。

 

その時に、深く考えることを継続すれば理解が更に進むのに、殆どの人がチャートを見ることを放棄し始めます。

 

人間は、成長が肌に感じられない事を根気強くできないからです。

 

代わりに、数学の方程式のような書き方をしている、書籍やセミナー・商材を買って学ぶことにより

 

・今までの勉強方法が間違っていた!

・セミナーで月50万勝てる方法を聞いてしまった方が早い

・働いているのに更にチャート勉強なんて時間がないetc・・・

 

このように、あたかも今までの勉強が失敗だったかのように捉えてしまいます。

 

でも実際のところは、上記のような行動で正しかった勉強の仕方を、「自分自身」で遠くへ押しやっている事に気がついていません。

 

更に不思議なのは、書籍・セミナーが「使えない・意味がなかった」事に気付いたとしても、多くの方は「自分の選んだ書籍・セミナーが間違っていたんだ」と解釈し、別の書籍にドンドン手を出すことです。

 

これが俗に言う聖杯探しですが、ここまで深みにハマると抜け出すのは相当の至難ですし、既に自分が冷静な判断を下せる状態ではありません。

 

この状態が更に続くと、FXを継続して勉強する事が困難になる「樹海行き」すら有り得ます。

 

だから、一度ドツボへ嵌ってしまうと、純粋にチャートを見ようという発想へ戻りにくいのです。そこにどれだけ早く気づき、修正をかけれるかが、FXで失敗しない為の方法へ繋がっていきます。

 

【失敗パターン2】トレードでメンタル制御が効かなくなる

 

これは各トレーダーの状況によりますが、大きく分けると下記2種類の状況になるケースが多いです。

 

・負けが積もるストレスに耐えきれず、暴発気味にトレードしてしまう

・トレードが無性にしたくなり、決めた時間外でもエントリーを繰り返す

 

トレードを淡々としていても、相場の時期によっては手法とマッチングせず、どうしても獲れないような時があります。

 

その際にトレード成績が「4 ⇒ 5 ⇒ 6連敗」と続いてしまったりする場合、メンタル的にくるダメージは相当なものです。

 

また、朝や夜だけと決めてトレードしても、口座資産が上手く増えなかったり、逆に大きくマイナスになった事による精神的圧迫は、何となく分かると思います。

 

それらの状況でも、淡々と「自分の手法を信じて続ける心の強さ」があれば問題ありませんが、全員が耐えてトレードを行える訳ではありません。

 

あるタイミングで心の制御が効かなくなる

 

要するにメンタルブロックが外れてしまい、普段では絶対行わない行動をとってしまう事をいいます。

 

パチンコや競馬といったギャンブルでのめり込んだ結果、「熱くなってしまった」と例えられるパターンです。

 

【メンタルが壊れて冷静さを無くした例】

・全然pipsが獲れなくてイライラが通り越した

・損失額が膨れ、1日中トレードしてチャラにしようと思った

・器を超えた数量で一時的な精神異常になったetc…

 

メンタル崩壊を起因として起こる具体例ですが、自制心というリミットが外れ、「欲」が暴れた結果こうなります。

 

やっかいなのは、手法であれば統計を取り直して得られた結果を基に、大損しないよう組み直してしまえば解決する話が、メンタルを起因に生じる問題は、そう簡単に治りません。

 

これはパチンコやタバコが止められない状態に似ていて、一度外れたリミットを元の状態に戻すのは大変な作業だし、下手すれば更に発展して「常習的なポジポジ病」へ発展する可能性もあり得ます。

 

だから、デモや小額通貨で調整するなりして、徐々に元の正常なトレードに慣らしていくのが一番なのですが、多くのトレーダーはその問題に取り組むどころか、大きな稼ぎや一時的な含み益といった「射幸心」が残っている状態です。

 

それを再現しようと、無意識の内にトレードを過度に繰り返し、また大きな損切りといったように、負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。

 

つまり、精神的なところから生じる問題は、FXを続けるにあたっての「死活問題」と認知してください。

 

【失敗パターン3】手法が根本的に大損する仕組み

 

多くのトレーダーは、結局ここが一番の問題となります。

 

FXの怖さが脳内で本質的に理解できているなら、絶対に手法を大きな損失が出る失敗作にするわけがありません。

 

しかし、誰も好きで大きなロスカットなんて食らいたくないけど、現実的に多くのトレーダーが「一撃必殺」をくらい、大損した状態でマーケットを後にしている、これが事実です。

 

そういう方は、基本的に手法が「大きな損失に対応出来ない仕組み」になってるケースが多いです。

 

【対応できてないパターン例】

・損切りを入れずにひたすらショートorロング

・利食いが5~10pipsでロスカットを200~300pips等

 

客観的にみれば、明らかにイレギュラーの事態が生じた際、破滅する可能性の高い「失敗する組み方」です。

 

細かく言えば、チャートが想定外の方へ動いた際、無制限に損失が増えるシステムになっていると言えます。

 

これらの考え方・手法になっている方は、ご注意ください。

 

手法を創った本人は稼ぐために考えたはずが、それが失敗して泣き叫ぶような結果になるという事は、あまりにバックテストが「不完全かつ不適当」だという、問題点の浮き彫りにもなります。

 

統計を事前にとっていれば、大損する場面で死ぬ事がシュミレーションできるはずです。

 

なのに対策を全くとらず、それを実践で体験して気づくのはあまりに辛いですし、今後皆さんにそうなってほしくはありません。

 

【補足】考え方が甘いと一瞬で失敗する(特に初心者は注意)

 

FXをする上で、必要なリスクに対する考え方・対応の仕方といった「基礎中の基礎」を理解しないで、何となくポジションを持っている人も多数います。

 

【軽くFXをしている可能性が高い人】

・FXを始めて間もない初心者

・いきなり口座開設して運用を始めてしまった方

・金銭的打撃をまだ何も食らってないトレーダー etc…

 

今は始めたばっかりという事もあったり、何も経験したり失敗もしてないから「?」かもしれませんが、FXの仕組みと怖さを無視してトレードしていくと、数量によっては最悪「破滅」まで追い込まれます。

 

「私は大負けした時、ボチボチ真剣に頑張ります!」

 

大半はこれぐらいのレベルしか考えてないと思いますが、でもこんな軽はずみで考えているのであれば、近いうちに間違いなく「退場」まで達する可能性が上がります。

 

ちなみに、一度致命傷を食らった人で、再度復活して稼いでいる人は周りにいますか?普通は諦めてそのまま退場します。

 

そうなる事が分かっているから、致命的な失敗をしていない方へ「事前に対策を立てましょう!」と伝えているのです。その手の話は2ちゃんねる等にいくらでも載っています。

 

竹槍で戦車に立ち向かうような蛮勇はやめましょう。

 

それよりも、大負けから得られた教訓をノートやPCにまとめること、こっちの方が断然有益となります。

 

以上が、FXで失敗する主な3つのパターンとなります。

 

誰しもがFXを勉強していく過程で将来の心配をするし、過去の自分から生まれ変わることに抵抗を持つ方もいるでしょう。

 

でも、不安が心の比重を大きく占めている状態では、何を学んでも全てが中途半端に終わってしまう可能性が高く、それならFXをしない方がマシだと思います。

 

するのなら、覚悟が心を包んでいる「覚醒した状態」で取り組んでほしいのです。

 

不安定な状況から抜け出したい方は大勢いますが、そこから這い上がれる人は100人に1~2人程度です。もしかしたら、全員が失敗して「0人」かもしれないって世界がFXなのです。

 

覚悟とそれに伴う行動力があるか?もしそれがマイナス感情より上回っているなら、今すぐにでも失敗を受け入れた上で、基礎からチャートを見る事ができるはずです。

 

後編では、失敗から反省を踏まえ「修正→改善」していく方法をお伝えしますので、そちらも併せて参考にしていただければ幸いです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の現役FXトレーダーで、自身が運営する個別FXスクールの講師。これからFXを本格的に始める方々へ、正しい勉強を教えてくれる場所を見つけるガイドラインのようなブログになればと思い、このFXブログを書き始めました。